【パールネックレスの選び方】長さ・年代別・価格などパールジュエリーを選ぶ方法を紹介

【パールネックレスの選び方】長さ・年代別・価格などパールジュエリーを選ぶ方法を紹介

目次

普段使いやセレモニー、冠婚葬祭など、さまざまなシーンで活躍するパールジュエリーですが、「自分に似合うもの」「使うシーンに適したもの」を選ぼうとすると案外難しいですよね。

特に「今後のために質の良いパールジュエリーを購入したい」と考えている人にとって、パールネックレスの選び方はとても重要です。

今回は利用シーンや長さ、年代別、価格帯など、重視するポイントごとに異なるパールネックレスの選び方をご紹介します。パールネックレスを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

 

想いを表現できるジュエリー「パールネックレス」の魅力

想いを伝えるパールネックレス

パールネックレスの購入を検討しているお客様からよく聞かれるのが「私も大人だし、ちゃんとしたパールネックレスを持っておきたいなと思って」というお言葉です。

パールネックレスは世界中で古くから愛されてきた自然由来の宝石。その神秘的な輝きから「月のしずく」「人魚の涙」と呼ばれることもあります。

特に、真珠は深い悲しみや慈しみ、相手を想う気持ちを伝える宝石としても知られており、喪に服す意味で弔事に身に着けたり、祝福する意味で慶事に身に着けたりと、オールマイティに想いを表現できるジュエリーとしての一面を持っているのが特徴です。

パールネックレスに用いられる真珠には、アコヤ真珠、黒蝶真珠(ブラックパール)、南洋真珠(ゴールデンパール)など、種類や色にも違いがあり、表現できる気持ちもそれぞれに異なります。

パールネックレスは想いを表現できるジュエリーであるからこそ、着用するシーンや目的、年代などに合ったものを選ぶ必要があります。

 

利用シーン別のパールネックレスの選び方

利用シーン別でパールネックレスを選ぶ

パールネックレスは利用するシーンごとに適した種類があります。冠婚葬祭、成人式、日常使いなどそれぞれに適したパールネックレスは異なるため、着用シーンに相応しいジュエリーを選びましょう。

 

成人式の場合

成人式で身に着けるパールネックレスなら、白のアコヤ真珠の一連ネックレスがおすすめです。成人式の装いとして一般的な振袖には、基本的にジュエリーは不要と考えられています。

しかし、オシャレに敏感な若い女性の間では、可愛く思い出に残る成人式にしたいという気持ちから、振袖とジュエリーを組み合わせて思い思いの装いで成人としての門出を祝う方も増えてきました。

「今後、冠婚葬祭で身に着ける機会が増えるから」という理由で、成人のお祝いとしてパールネックレスを親御様から成人を迎える娘様へ贈られるケースも多いです。

人生で一度きりの成人式の式典に華やかさを加えられつつ、今後機会が増える冠婚葬祭で身に着けられるパールネックレスを選ぶのであれば、白のアコヤ真珠ネックレスがよいでしょう。

 

結婚式の場合

結婚式で身に着けるパールネックレスは、ドレスに似合うものを選ぶのがおすすめです。

ゲストとして出席する際に、新郎新婦の幸せを祝福する気持ちを伝えられるパールネックレスは結婚式に相応しいジュエリーです。一般的には、白のアコヤ真珠一連パールネックレスや一粒パールネックレスなどを着用しますが、装いに合うのであればブラックパールやグレーパール、ゴールデンパールなどを身に着けてもOKです。

しかし、主役はあくまで新郎新婦。華美になり過ぎないよう配慮し、祝福の気持ちを伝えましょう。結婚式では「二度重なる」という意味合いを持つものは控えるのがマナーです。パールネックレスもシンプルなデザインで重ね付けするタイプや二連ネックレスは控えてください。

 

お葬式の場合

お葬式の場合、洋装で出席するならジュエリーを身に着けるのがマナーです。一方、和装の際には結婚指輪以外のジュエリーは身に着けないようにしましょう。

弔事で身に着けるジュエリーはパールの一連ネックレスが基本です。真珠は「涙の象徴」とも呼ばれる宝石のため、深い悲しみを表し故人の冥福を祈る気持ちを表現できます。

身に着けるパールネックレスは、白のアコヤ真珠で構いませんが、年代によってはグレーパールやブラックパールが相応しい場合もあるでしょう。

30~50代ではグレーパール、60代以降はブラックパールを身に着けるのがおすすめです。グレーや黒の真珠を身に着けることで、故人に対する深い悲しみやご遺族の悲しみに寄り添う気持ちが伝わりやすくなります。

 

日常使いの場合

パールネックレスは日常使いにもおすすめです。セレモニーや冠婚葬祭のイメージが強いパールですが、実はカジュアルファッションやオフィスファッションとの相性も抜群。近年、メンズカジュアルなジュエリーとしてもパールネックレスが注目されています。

一連パールネックレスもカジュアル使いができますが、どのようなファッションにも似合うのは一粒パールネックレスです。普段使い用に初めてパールネックレスを購入するなら、一粒パールネックレスを選ぶのがよいでしょう。

一粒パールネックレスであれば、さり気無くデコルテを彩り、清楚で気品溢れるイメージにファッションを格上げしてくれます。日常使いのパールネックレスには、特にマナーや決まりはないため、好みの色やデザインを選び、コーディネートを楽しむのがよいでしょう。

ブラックパールやグレーパールの一粒パールネックレスなども、カジュアルファッションに取り入れることで、遊び心溢れる装いを楽しむことができます。

 

長さ別のパールネックレスの選び方

パールネックレスの長さで選ぶ

パールネックレスを選ぶ時には、長さも重要なチェックポイントです。ネックレスは長さごとに呼び方が変わるため、「〇cm」の表記が無い場合には以下を参考に長さの目安を把握しましょう。

  • チョーカー→40cm前後
  • プリンセス→45cm前後
  • マチネー→60cm前後
  • オペラ→80cm前後
  • ロープ→120cm以上

最も使い勝手がよいのは、平均的な日本人の鎖骨あたりに位置するチョーカータイプやプリンセスタイプのネックレスです。長さにすると40~45cm前後。国産のパールネックレスでは最もポピュラーな長さで、冠婚葬祭などでも身に着けやすいでしょう。

首元をすっきりと魅せたい人は、鎖骨より少し長めのゆとりがある長さを選ぶのがおすすめです。また、マチネーやオペラなどやや長めのデザインを選ぶと縦のラインが強調されてスタイルが良くみえます。

使用用途や自分の体型に合わせて適切な長さのパールネックレスを選んでみてください。

パールネックレスの長さに関しては、以下の記事でも紹介しています。▶パールペンダントに合うチェーンの選び方|チェーンのデザインから種類、長さ、素材まで徹底解説

 

年代別のパールネックレスの選び方

パールネックレスの年代別の選び方

パールネックレスは、自分の年代に合わせたものを選ぶのもよいでしょう。

20代や30代は、日常使い・セレモニー使いの両方が可能なパールネックレスがおすすめです。オフィスカジュアルなどでも使える一粒パールネックレスは、慶事であればセレモニー使いも可能です。

比較的弔事の割合が少ない20代や30代の場合は、愛着の持てるパールネックレスを選んでみてください。

徐々に弔事の機会も増えて来る40代や50代は、冠婚葬祭で使える白の一連パールネックレスがおすすめです。また、既に一連パールネックレスをお持ちなのであれば、グレーパールの一連パールネックレスを買い足しておくのがよいでしょう。

60代以降でこれからパールネックレスを購入するのであれば、格式の高いブラックパールの一連ネックレスがおすすめです。ご自身が年齢を重ねるにつれて、どうしても弔事の回数は増えてしまうものです。大切な人を最上級の礼を持って見送れるよう、ブラックパールネックレスを1本は持っておきたいものですね。

その他、お祝い事では60代以上の年代だからこそ似合うゴールデンパールの一連ネックレスもおすすめです。

30代の方のパールネックレス選びに関しては、以下の記事でも紹介しています。▶30代女性必見!パールジュエリーの選び方〜おすすめの一粒パールネックレスまで徹底解説

 

価格帯別のパールネックレスの選び方

価格別のパールネックレスの選び方

ジュエリーを購入する際、価格も選ぶポイントとして重要です。特にパールは品質によって価格帯の幅が広いので注意してください。

安価なものの場合、淡水真珠やフェイクパールなどイミテーションパールである可能性も少なくありません。カジュアルファッションに合わせるものであれば、淡水パールやイミテーションパールでも良いかもしれませんが、冠婚葬祭やセレモニーでは装いに対して真珠の品質の低さが目立ってしまうことも多いです。

特に、格式の高い冠婚葬祭の場において、淡水パールやイミテーションパールは、偽りの涙として悲しみや喜びを表現するジュエリーとして相応しくないと考える人もいます。シーンに相応しい品質のパールを選ぶようにしましょう。

一方、価格帯が高いからといって、必ずしも真珠の品質が良いとは限りません。特にブランド品の場合、真珠本来の品質よりもブランドの持つ価値として価格が高騰しているものもあります。パールジュエリーは価格と品質の両方を見定め、納得できるものを選ぶことが大切です。

 

ブランド別のパールネックレスの選び方

ブランド別のパールネックレスの選び方

パールネックレスを購入する際に、ブランド品を選びたいという人もいるでしょう。

ブランド品のパールネックレスは価格帯の高いものが多い一方、好みのブランド品を持てるという満足感や特別感は、真珠の品質とはまた違った価値があると言えます。

また、ジュエリー売却を考える時、ブランド品であることを証明できれば、それだけで売却価格がアップしやすいというメリットもあります。ブランドごとにジュエリーのデザインにもこだわりがあるため、好みのブランドパールネックレスを探してみてください。

パールネックレスを取り扱っているブランドとして、以下が特に有名です。

  • ミキモト(MIKIMOTO):1893年創業の日本発の世界的真珠ブランド
  • タサキ(TASAKI):1954年創業の繊細で精巧なつくりが特徴の日本発の真珠ブランド
  • シャネル(CHANEL):1910年創業のフランスの高級ファッションブランド
  • ティファニー(Tiffany & Co.):1837年創業のニューヨークの高級宝飾品ブランド

真珠の品質よりも、ブランドバリューとして価格が高騰しやすいですが、ブランドによってはアフターフォローが充実しており、長期間無料でメンテナンスを受けられるなどのメリットもあります。購入前に、ブランドショップでよく説明を受けて検討するのがおすすめです。

 

自分にぴったりのパールネックレスを購入しよう

自分にピッタリなパールネックレスを選ぶ

今回は、パールネックレスの選び方について紹介しました。パールネックレスを選ぶ時には、使いたいシーンや長さ、自分自身の年代、価格帯、ブランドなど、さまざまな視点から選ぶことが大切とご理解いただけたでしょうか?

「パールネックレスの選び方は分かったけど、やっぱり真珠に詳しい人にアドバイスしてもらいながら選びたい」という人は、ぜひERIS VELINAにお任せ下さい。

当店では、真珠のエキスパートであるシニアパールアドバイザーの資格を持つ店主がお客様のご要望をお伺いしながら最適なパールをご紹介いたします。今持っているパールジュエリーと合うものが欲しい、自分に似合うパールネックレスが欲しいなど、ご要望を何でもお聞かせくださいませ。

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