真珠の大きさは直径で表されることが多く、重さが表示されることは稀です。また、真珠の重さを量るモンメ(匁)という単位も、聞いたことがない方が多いのではないでしょうか。
今回の記事では、真珠の重さを量る単位や、真珠の直径と重さを換算する表を紹介します。真珠の重さについて知りたい方は、ご一読ください。
なお、真珠の品質については、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
▶真珠の品質は何で決まる?色・巻き・光沢(テリ)など、真珠の価値が決まる8項目を徹底解説
目次
真珠の重さで使われる単位をご存知ですか?

ダイヤモンドやルビーなどの宝石の大きさはカラット(Carat)という重量の単位で表されますが、真珠の重さはカラットでもグラムでもない、「momme(モンメ)」という単位で表されます。
日本の「匁(もんめ)」が、真珠の重さの世界共通単位に

真珠の重さを表す世界共通単位は「momme(モンメ)」ですが、あまり聞き慣れない単位ですよね。フランス語やイタリア語由来の単位に聞こえますが、モンメの漢字表記は「匁」。日本に由来のある単位なのです。
匁(もんめ)とは、日本の古い計量基準である尺貫法に基づいた単位です。重さを表す単位として日本では古くから用いられてきた単位ですが、国際的な単位統一化の流れの中で尺貫法は原則として廃止され、1966年には国際単位系に統一されました。
匁も尺貫法の廃止によって使われなくなりましたが、唯一、例外的に使用されているのが真珠の計量です。
日本の計量法では「もんめ」と平仮名表記することが定められており、日本以外では「momme」もしくは「mom」の表記で、真珠の取り引きにおける世界共通の単位として使われています
日本が世界トップの真珠の産地だった証

「なぜ、日本固有の古い単位が真珠の世界共通単位として使われているの?」 と、疑問に思われるかもしれません。
これは、尺貫法が廃止される以前、明治から昭和にかけて、日本が世界トップクラスの真珠の特産地だったことに由来します。
「ミキモト」の創設者でもある御木本幸吉氏が、世界で初めて真珠の養殖に成功したのは明治26年(1893年)のこと。1907年には真円真珠の養殖技術が発明され、日本は世界最大の真珠生産国として真珠養殖が盛んになりました。
当時の日本では尺貫法が使われており、真珠の重量の計測にも尺貫法の重さの単位の一つである匁が使われており、これが国際的な真珠取引にも使われるようになったのです。
尺貫法そのものが廃止された現在でも、世界共通の単位「momme(モンメ)」として使われ続けているのです。
真珠の重さの計算式と換算表

匁が真珠の重量に使われていると聞いても、現代に生きる私たちにとっては、どのぐらいの重さなのかピンと来ないかもしれません。
1匁は3.75グラム。身近なものでは、5円玉1個当たりの重さがちょうど3.75gです。
真珠の直径と重量の換算表
ダイヤモンド真珠の直径と重さの目安やルビーなど、一般的な宝石の大きさはカラット(Carat)という重量の単位で表されます。一方、7.5mmや8.0mmなど直径(mm)で表されるのが一般的です。ここからは、真珠の直径(mm)に相対する重さの目安を表で一覧にしてご紹介します。
アコヤ真珠の直径と重さの目安(片穴ルース)
| 直径(mm) | 重量(g) | 1匁あたり真珠数(個) |
| 3.0-3.5 | 0.04 | 79 |
| 3.5-4.0 | 0.07 | 51 |
| 4.0-4.5 | 0.10 | 35 |
| 4.5-5.0 | 0.15 | 25 |
| 5.0-5.5 | 0.20 | 18.5 |
| 5.5-6.0 | 0.27 | 13.8 |
| 6.0-6.5 | 0.34 | 10.8 |
| 6.5-7.0 | 0.41 | 8.6 |
| 7.0-7.5 | 0.52 | 6.9 |
| 7.5-8.0 | 0.64 | 5.7 |
| 8.0-8.5 | 0.79 | 4.7 |
| 8.5-9.0 | 0.94 | 3.9 |
| 9.0-9.5 | 1.25 | 3.3 |
| 9.5-10.0 | 1.31 | 2.8 |
直径8.0mmの真円真珠の場合、1珠が約0.79gで約0.21匁(もんめ)なので、約4.7珠で約1匁(もんめ)となります。
こちらの数値は、真円の真珠の直径をもとにグラム数を割り出したもので、あくまでも目安です。真珠の実際の重さは、核の大きさ、真珠層の厚み、全体の形が真球に近いかどうかなどにより、同じ直径サイズでも微妙に違ってきます。
「まとめ」真珠の重さの単位は日本の古い単位!
今回は、真珠の重さについて解説しました。真珠の重さに使われている世界共通の単位は、日本古来の単位「匁(もんめ)」で、真珠の養殖が日本から世界に広がった歴史を感じさせます。
現在でも、日本産のアコヤ真珠は世界中の人々から賞賛される宝飾品です。世界一の真珠加工の街として日本の真珠文化を牽引してきた神戸を拠点とする無調色4色真珠専門店『ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)』では、無調色にこだわった高品質の真珠を使ったジュエリーを提供しています。
定番のアコヤ真珠のパールネックレスから、日常使いしやすい一粒パールのペンダントまで、幅広く取り揃えているので、質の高いパールジュエリーをお探しの方は、ぜひご相談ください。
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