タヒチはその美しい自然環境とエキゾチックな文化で、「地上の楽園」として全世界から観光客を魅了しています。
その中でも特に魅力的なのが、タヒチ独特の伝統舞踊「タヒチアンダンス」と、美しい海が育んだ宝石「タヒチアンパール」です。
本記事では、タヒチの魅力を徹底的に探求し、タヒチの美しい自然と文化、タヒチアンダンスの衣装や特徴、そしてタヒチアンパールの魅力をお伝えします。
なお、タヒチ真珠はこちらで特集していますので、ぜひご参考になさってください。▶︎クロチョウ真珠「ブラックパールペンダント」特集|神秘的で一生使える大人ジュエリー
目次
タヒチ観光の魅力と行き方
タヒチは人気の観光地であり、世界中から人々がタヒチの神秘的な景色と空気を感じるために訪れています。 そんなタヒチはどこにあるのか、行き方やタヒチの特徴についてご紹介します。
タヒチはどこの国?

タヒチ島は118個もの島々のフランス領ポリネシアの中の島の1つです。南太平洋のど真ん中に位置する島の1つで、オーストラリアと南米の間にあります。
タヒチの歴史はとても古く人類が船を作り、航海をはじめた頃から発展していった島です。 ポリネシア文化の発祥の地と呼ばれており、アジアから太平洋に大移動をした人々がタヒチに渡り、そこからハワイ、ニュージーランドへと渡っていったと言われています。
タヒチへの旅行ルートと所用時間

タヒチは日本の成田空港から直行便があります。直行便なら約11時間のフライトで、 日本発着のタヒチ行きがある航空会社は成田空港発の「エアタヒチヌイ」です。フライト数は時期によって変わりますが、2023年現在は週2本の平日の出発で、成田空港から夜出発してタヒチに翌日午後到着するスケジュールです。タヒチから成田空港への飛行機も週2回あります。
タヒチ直行ではなく、ホノルルを経由するならハワイアン航空、サンフランシスコ経由はユナイテッド航空がありますが、その分フライト時間は20時間から40時間と、数日分けての移動になります。
タヒチの美しい海と文化の魅力
タヒチと言えば世界有数のリゾート地です。特に注目すべきは、どこまでも透き通った美しい海です。
水上ヴィラで体験するタヒチの海

タヒチは水上ヴィラ(バンガロー)を最初に作った島とも言われており、海の上で生活するようなリゾート体験ができます。人が生み出したものではない天然のリゾートとして、南国のカラフルな花々が咲き誇っています。そしてどこまでも広がる青い海、白い砂の美しい景色は、最後の楽園とまで呼ばれているのです。
リゾート地であるだけでなく、ポリネシア文化が根付く島として古くからのエキゾチックな体験ができます。タヒチの食材を使った南国料理と、フランス領だからこそのワイン、おいしいパンやレベルの高い創作デザートなど、食事面でもセレブや食通に高い評価を受けているのです。
タヒチの海で楽しむアクティビティ

タヒチと言えばなんと言っても、どこまでも広がる美しく透き通った海と白い砂浜です。その海の向こうには緑に覆われた山々が並び、海と山のコントラストは豊かな自然を体験できます。
タヒチは年中常夏であるため、日本の冬場のバカンスとしても人気のある島です。タヒチの美しい海で体験できるシュノーケリングやダイビングといったアクティビティ、自然が多く残る島はまさに楽園と呼べるリゾート地なのです。
伝統舞踊「タヒチアンダンス」の世界
タヒチアンダンスはタヒチに流れ着いたポリネシア人によって、独自に発展したものです。そんなタヒチアンダンスの歴史や特徴、フラダンスとの違いをご説明します。
タヒチアンダンスの歴史
タヒチと言えば伝統舞踊でありタヒチアンダンスが有名です。タヒチでは昔から豊作を願っての儀式や祭りではダンスが欠かせませんでした。また、観光客などの遠方からやってきた客を歓迎する際にもダンスがあり、日常生活でもさまざまな場面で踊る文化が根付いています。
そんなタヒチアンダンスは、キリスト教宣教師団の影響によりいったん1820年代に踊りを制限されたという歴史があります。これは当時ヨーロッパ人が到来し、キリスト教が広まるにつれてダンスは異教的な行いであると判断されたためです。
しかし、20世紀に入ると昔からの伝統であるタヒチアンダンスは再評価されました。タヒチの長い歴史を象徴するものとして、復興した現代では観光客に向けたショーやレッスンをするなど、多くの人に知られるものになったのです。
フラダンスとタヒチアンダンスの違い
タヒチアンダンスとフラダンスはよく混同されていますが、これはポリネシア人がそれぞれ辿り着いた島で発展したダンスです。もともとタヒチでダンスをしていた子孫たちがハワイで独自の文化を作り、成長していったものがフラダンスです。タヒチアンダンスは全体的な振りつけの動きが大きく激しいことと、曲のテンポも早いです。フラダンスは1つ1つの動作がゆっくりで、曲のテンポも遅いことが違いです。
タヒチでは神への祈り、娯楽としてダンスや歌を楽しむ文化が古くからありました。それが今のタヒチアンダンスにつながっています。そしてタヒチに住んでから数百年が経過した中、子孫たちが航海によって見つけたのがハワイ諸島なのです。
タヒチ最大の祭りで体験するタヒチアンダンス
タヒチでは島の最大のお祭りと言われるヘイバ・イ・タヒチがあります。ヘイバ・イ・タヒチは、毎年タヒチ島で行われるタヒチアンダンスの世界大会です。その歴史はとても古く、なんとタヒチで1881年から続いています。
タヒチ島全体を挙げての大規模なお祭りであり、まさにタヒチの伝統芸能の歌やダンスをじっくりと楽しめるお祭りです。 現地の方々に限らず、タヒチアンダンスをたしなむ世界中の人々が集い、日本でも大会に参加する人やダンスを見学に来る観光客が数多くいます。
タヒチアンダンスを学べるスクールも人気
タヒチではダンスを見るだけでなく、実際に本場のプロから学べるスクールも人気があります。タヒチアンダンスのレッスン付きの観光ツアーもあり、現地でほかの国々の観光客と交流しながらダンスを学べるという貴重な体験ができます。すぐにダンスを学べるスタジオが近くにあるホテルも多く、アクティビティの1つとして文化に触れ、楽しくダンスができるのです。
タヒチアンダンスの衣装とアクセサリー
タヒチアンダンスと言えば、華やかな衣装も見どころであり大切な文化の1つです。タヒチアンダンスの衣装の特徴は、ル・グラン・コスチュームという豪華な衣装があり、貝や羽を贅沢に使ったゴージャスなヘッドドレスと、腰の動きを強調するようなモレというアクセサリーをつけます。 タヒチアンダンスは激しい腰の動きと音楽、そこにゴージャスな衣装を身に着けた人々が踊る独特の世界観は迫力満点です。
また、祭りによっては自然由来の素材を使うことも、タヒチアンダンスの大切な決まりです。 カラフルな花や葉などをつけた衣装も定番ですが、衣装と関係がないピアスや腕時計などのアクセサリーは着用しないルールもあります。 ほかにも蛍光色や、自然界に少ない青色は使わないといった決まりもあり、タヒチアンダンスの伝統がずっと守られているのです。
戦いの歴史とタヒチアンダンス

もともとタヒチアンダンスは男性が戦闘に向かう際に、士気を高めるために踊られていた歴史があります。そして情熱的に女性が踊り、勝利を喜んで歓迎するといった儀式があったのです。その際にダンスの衣装として使われていたのが、タヒチに古くから原生するココナッツなどの植物でした。たとえば貝や羽の飾りがついた豪華なヘッドドレスのほか、ダンサーの腰に合わせてわさわさと揺れるモレというコスチュームで踊ります。
また、植物性の衣装や、タヒチの伝統的な民族衣装であるパレオを着て踊ることもあります。男性はマロと呼ばれるふんどしに似たスタイルで、葉っぱや樹皮などを用いたワイルドさを感じさせる衣裳が特徴です。
タヒチアンダンスを象徴する「パレオ」

タヒチアンダンスの衣装と言えば欠かせないものがパレオです。パレオはタヒチの民族衣装であり、巻きスカートのようなデザインです。 パレオをスカートのように巻きつけることもあれば、胸元に巻いてトップスとして使ったり、長いパレオを使ってロングスカート風にしたりと、パレオの巻き方1つで印象が大きく変わるのです。そんなパレオはタヒチのお土産にも大人気で、カラフルでタヒチの自然を思わせるような植物モチーフが定番です。
パレオに合わせる天然のアクセサリー
パレオをさらにゴージャスで華やかに見せるために、アクセサリーをつけることも定番です。その中でもパレオを固定するために使われるバックルは、ココナッツの殻を元に作られています。 できるだけ人工物は使わずに自然由来の素材のみを使ったアクセサリーは、タヒチアンダンスの伝統を守るうえで欠かせません。
タヒチの海が育む宝石、タヒチアンパール
古くから自然を大切にし、豊かな山と海に囲まれてきたタヒチ。その中でもタヒチアンダンスと同じく、世界中で有名なものがタヒチアンパールです。タヒチアンパールの正式名称はクロチョウ真珠で、世界で流通するクロチョウ真珠の95%がタヒチ海域で生まれ育ったものです。
タヒチアンパールの特徴と魅力

タヒチアンパールの実体色は黒色やグレー色ですが、よく観察するとピンクや緑といった微妙な色合いを発見することができます。これらのオーロラのような輝きがまさに干渉色で、真珠が世界中で愛される理由の一つです。
タヒチアンパールは、その色彩の豊かさにおいて他の真珠類を凌駕しています。特に注目されるのが、孔雀の羽のような色彩を放つ干渉色を持つ希少なタヒチアンパールで、これはピーコックグリーンと呼ばれます。その洗練された美しさと高級感が、世界中の人々から高い評価を受けています。
タヒチアンパールの特徴と黒真珠との違い

タヒチアンパール(クロチョウ真珠)と黒真珠は一見似ていますが、全く異なった真珠です。黒真珠は、その名が示す通り、黒色の真珠全般を指し、これには白やグレーの真珠が染料などを用いて黒く加工されたものも含まれます。一方、タヒチアンパールとは、タヒチの黒蝶貝が生み出すクロチョウ真珠のことを指し、その色は染色や着色を行わず、全てが自然そのものの色調です。
また、タヒチアンパールは自然が生み出すものであるため、全く同じ色合いや形状を持つものは存在しません。その形状は単なるラウンド型だけでなく、しずく形のドロップ型やリング状のサークル型など、幅広いバリエーションを楽しむことができます。
タヒチの海が生み出す魅力、タヒチアンパール

タヒチアンパールは、その美しさを育むタヒチの豊かな海から生まれる、天然の宝石です。フォーマルな場では一連のパールが洗練された印象を、カジュアルやセミフォーマルなシーンでは一粒パールのネックレスがおしゃれなアクセントを加えるなど、シーンに応じて選ぶことができます。
タヒチアンパールのネックレスは、一般的なホワイト色のパールとは一線を画す深みとエレガンスを持っています。
大人の女性へのギフトとして、あるいは自分への特別なご褒美として、一生を通じて愛用できるERIS VELINAのタヒチアンパールはいかがでしょうか。その上質さと美しさは、時間を重ねるごとにより一層引き立てられるでしょう。
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