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誕生石は月によって違いがあり、生まれ月の宝石を身につけることで願いが叶うとされています。
その歴史はとても古く、日本でも誕生石を使用したジュエリーを選ぶ方は多くいらっしゃいます。そんな自分だけの特別のジュエリーとなる、誕生石について特徴や歴史をご紹介します。
誕生石自体は古くから存在しますが、2021年の改訂によってその種類が増えたことをご存じですか?この記事では、2024年最新である「1月から12月までの誕生石一覧」をまとめていますので、宝石選びの参考になさってください。
誕生石とは
誕生石のルーツ
誕生石が生まれた背景は諸説ありますが、誕生石の歴史は「旧約聖書」にまでさかのぼります。
旧約聖書のエジプト記に、ユダヤ教の高僧が12種類の宝石がついたプレートを身につけていたことが由来の1つです。実際に世間で誕生石の概念が広がっていったきっかけは、1912年にアメリカの宝石業界が現在の形に定めてからです。
すでに誕生石には100年以上の歴史があり、家族や恋人へのプレゼントとして、贈る人の誕生月に合わせた宝石をプレゼントする文化が根付いていきました。
日本における誕生石の成り立ち
日本で誕生石が広がっていったのは、1958年に全国宝石卸商共同組合が制定したことが由来です。この日本の誕生石は、日本の国石である翡翠を入れたり、日本人に人気が高い宝石を選んだりと、国ならではの特色があります。
なお、2021年に誕生石が改定されたことで、これまでは19種類だった誕生石に、10種類が追加されました。アイオライトやモルガナイト、スフェーンなど、これによって誕生月で1~4種類の誕生石が定められています。
誕生石を持つ意味
誕生石を身につけることは、宝石にまつわる石言葉や意味が関係しています。たとえば1月のガーネットは、「情熱」や「友愛」などの言葉を持っています。このような自分の誕生月に合った宝石を身につけることで、幸せが訪れると言われているのです。
また、誕生石のほかに自分の願いや好きな言葉の意味を持った、宝石と組み合わせて身につけるなど、宝石をお守り代わりとして選ぶこともおすすめです。
1月から12月までの誕生石一覧
1月から12月まで、2021年に改訂された最新版の誕生石を一覧でご紹介します。それぞれの誕生石の歴史や特徴も簡単にまとめていますので、ご自身や贈りたいお相手の誕生石を調べてみてはいかがでしょうか。
1月の誕生石
- ガーネット(和名:柘榴石)
ガーネットは和名の柘榴石のとおり、美しい赤色が印象的な1月の誕生石です。ガーネットの意味は「情熱・友愛・繁栄・実り」など、自分や周りが豊かになる願いが込められています。
実は赤色のイメージが強いですが、カラーバリエーションがとても豊富な誕生石です。たとえば緑色やオレンジなど、石に含まれている成分の割合によって多彩な色が生まれるため、個性的な見た目を楽しめます。
1月の誕生石について詳しくは▶︎1月の誕生石ガーネットの宝石言葉は?意味やパワーストーンとしての効果も紹介
2月の誕生石
- アメジスト(和名:紫水晶)
- クリソベリル・キャッツ・アイ(和名:猫目石)
2月は紫色が美しいアメジストは、ギリシャ神話の伝承に登場するワインの神、バッカスが名前の由来です。アメジストの意味は「平穏」や「癒し」などがあり、身につけることで、思考をクリアにして心の平和をもたらすと言われています。
そして、クリソベリル・キャッツ・アイは、透明感がある黄緑色が特徴です。猫の目のような細い光の筋が入った見た目が特徴で、意味は「その美しさに驚嘆する」という、宝石的価値の高さを表した宝石言葉を持っています。
2月の誕生石について詳しくは▶︎2月の誕生石アメジスト|宝石言葉・守護石としてのパワー・由来も紹介
3月の誕生石
- アクアマリン(和名:藍玉)
- サンゴ
- ブラッドストーン(和名:血石)
- アイオライト(和名:菫青石(きんせいせき))
3月は多くの誕生石があります。その中でも代表的な宝石がアクアマリン。エメラルドと同じ鉱物の構成で作られており、名前のとおりまるで透き通った海のような鮮やかな水色をしています。真珠の意味は「幸福」「富」「聡明」など、豊かさをもたらすお守りと言われています。
サンゴの意味は「家庭円満」や「子宝」など女性のお守りとして、古来より重宝されてきました。コーラルピンクや白などがある中、特に濃い赤色のサンゴが希少で価値が高いと言われています。
ほかにも濃い緑色に赤い斑点が入ったブラッドストーンは「勇気」や「救済」、ギリシャ語で「紫色の石」と呼ばれるアイオライトは「人生の道しるべ」を意味するなど、個性豊かな宝石があります。
3月の誕生石について詳しくは▶︎【3月の誕生石】アクアマリンやその他の誕生石に込められた意味やパワーについても解説
4月の誕生石
- ダイヤモンド(和名:金剛石)
- モルガナイト(和名:緑柱石)
4月の誕生石であるダイヤモンドは、この世でもっとも硬い鉱物であり硬度10を誇ります。そのためダイヤモンドは「無敵」や「純潔」「変わらぬ愛」など強い意志が感じられる意味を持っています。「宝石の王様」とも言える人気と知名度を誇り、無色透明なものが有名ですが実は赤色やピンク、緑などカラーダイヤモンドも数多く存在します。
ピンクや淡い紫色の見た目で、エメラルドやアクアマリンと同じベリルの変種であるモルガナイトは「愛情」や「優美」などの意味を持っています。
4月の誕生石について詳しくは▶︎4月の誕生石を贈る意味|ダイヤモンド・モルガナイトの石言葉も紹介
5月の誕生石
- エメラルド(和名:翠玉)
- ジェイダイト(和名:翡翠)
5月は緑色が印象的なエメラルドと、ジェイダイトがあります。エメラルドは「幸福」や「夫婦愛」など愛にまつわる意味を持っています。どちらも緑色を代表する宝石と言える種類で、中でもジェイダイト(翡翠)は、日本の国石としてとてもなじみが深い宝石です。
翡翠ならではの深い緑色は、アジアを中心に古くから王族に愛されてきました。そのため翡翠は「長寿」「繁栄」を意味します。
5月の誕生石について詳しくは▶︎5月の誕生石エメラルド・翡翠について意味やパワーストーンとしての力も紹介
6月の誕生石
- 真珠(生物由来の宝石)
- ムーンストーン(和名:月長石)
- アレキサンドライト(和名:金緑石)
母なる海で貝の中で生まれ育つ真珠は「健康」や「長寿」「富」といった意味をもち、母貝が異物から守って内側で真珠を生み出すことから安産祈願のお守りとしても知られています。
ほかにも、長石の一種であるムーンストーンは「健康」や「幸運」と、クリソベリルが色変わりをするアレキサンドライトは、「秘めた思い」という強い信念の意味を持つ6月の誕生石です。
6月の誕生石について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。▶︎【6月の誕生石】真珠・ムーンストーン・アレキサンドライトの意味や効果、浄化方法まで徹底解説
7月の誕生石
- ルビー(和名:紅玉)
- スフェーン(和名:楔石)
ルビーは「勝利を呼ぶ石」の意味を持ち、あらゆる災難から持ち主を守ると言われています。ルビーの中でも産地によって色合いに違いがあり、中でも最高品質と言われる種類が、濃い赤色の「ビジョンブラッド(鳩の血)」です。
また、ギリシャ語で「楔(くさび)」を意味するスフェーンも7月の誕生石です。スフェーンは「改革」「永久不変」という相反する意味を持っており、人生を成功に導くポジティブなエネルギーを持つと言われています。結晶が楔形をしていることから、和名はチタン石のほか「楔石」とも呼ばれています。
7月の誕生石について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。▶︎7月の誕生石は? ルビーやスフェーン以外の宝石についても紹介
8月の誕生石
- ペリドット(和名:橄欖(かんらん)石)
- サードオニックス(和名:紅縞瑪瑙(べにしまめのう))
- スピネル(和名:尖晶石(せんしょうせき))
黄緑色が鮮やかなペリドットは「夫婦愛」「運命の絆」などの意味があります。また、白い縦模様が橙色の石に入ったサードニックス、スピネルも8月の誕生石です。赤と白が混ざり合う見た目からサードニクスは「中和」の意味を持っています。そしてスピネルは「挑戦」や「目標達成」の意味を持つ誕生石です。
9月の誕生石
- サファイア(和名:蒼玉)
- クンツァイト(和名:リチア輝石)
青色が有名なサファイアは、「誠実」「慈愛」といった平和を願うメッセージが込められています。また幻想的な淡い紫色の見た目が印象的なクンツァイトは「無償の愛」「無限の愛」といった、深い愛情を意味する言葉を持っています。
10月の誕生石
- オパール(和名:たんぱく石)
- トルマリン(和名:電気石)
虹色の輝きが美しい遊色効果を持ったオパールは「歓喜」「純真無垢」などの意味があり、人々に幸福を与えるとも言われています。
また、トルマリンは帯電する性質から和名は電気石と呼ばれています。緑色が有名ですが、赤色や青色など数ある宝石の中でも、もっともカラーバリエーションが豊富と言われています。トルマリンの意味は「希望」「無邪気」「広い心」などがあり、中でもピンクトルマリンは愛の石とも言われています。
11月の誕生石
- トパーズ(和名:黄玉(おうぎょく))
- シトリン(和名:黄水晶)
トパーズとシトリンはどちらも黄色が印象的な誕生石です。トパーズは歴史ある古い宝石で、なんと紀元前にトパジオス島という島で発掘された歴史から名づけられました。トパーズは「友愛」「友情」などの意味を持っています。
シトリンという名称は、柑橘系のフルーツであるシトロンに色が似ていることから名付けられました。意味はトパーズと同じく「友愛」や「友情」「繁栄」などを持ちます。
12月の誕生石
- トルコ石(和名:トルコ玉)
- ラピスラズリ(和名:瑠璃)
- タンザナイト(和名:灰簾石(かいれんせき))
- ジルコン(和名:風信子石(ひやしんすせき))
透明感がなく、明るい水色が特徴のトルコ石は「強運」「成功」といった意味を持ち、天の神が身を守ってくれる石と考えられてきました。5000年前の装飾にも使われていた長い歴史を持っています。
ラピスラズリは「成功」「真実」「健康」といった意味を持ち、タンザナイトは「冷静」の意味を持ち、気持ちを落ち着かせたいときのお守りになります。ジルコンは、「平和の石」と呼ばれており、苦しみから癒してくれる宝石です。
誕生石を身に着けるのにおすすめのジュエリー
誕生石のパワーを受け取るには、できるだけ普段づかいしやすいジュエリーにすることをおすすめいたします。その中でもおすすめしたいジュエリーの種類について、ご説明します。
指輪
指輪はつける指によって、それぞれに意味があることをご存知ですか?ご自身の誕生石の意味とは別に、身につける指の意味とくみあわせることで、より具体的な願いを込められるのです。
たとえば、右手であれば人差し指が集中力アップ、薬指は精神の安定などを意味しています。今の悩みや将来こうありたいといった願いをこめて、誕生石を使用した指輪を身につけてみてはいかがでしょうか。
ネックレス
ネックレスは、デコルテ〜首元を華やかに演出できるアイテムです。特にパールは、冠婚葬祭はもちろん、友人との食事会や授業参観、入学式、オフィスカジュアルなど様々なシーンで活躍します。
華美になりすぎず、それでいて個性を演出できるネックレスとして、シンプルなデザインの一粒パールがおすすめです。誕生石×アコヤ真珠のタイプは、上品なコーディネートが可能で、仕事でもプライベートでもお守りとして活躍します。
ピアス(イヤリング)
ピアスやイヤリングは耳元を華やかにすることで、顔まわりまで明るく見せられるところが魅力です。
誕生石とパールを組み合わせたピアスは、衿元から耳元までを美しく演出し、目上の人たちが集まるビジネスシーンや、授業参観などの子供の行事といった、きちんと感のあるスタイルが求められるときもおすすめです。
ネックレスや指輪などが身につけられない職場でも、ピアスは派手さをおさえられるため、ぜひご自身の誕生石を身につけてみてはいかがでしょうか。
幸せを呼び込む誕生石を身に着けよう
誕生石はこの世に生まれた記念日を象徴するもの。誕生石の意味を理解し、自分に合った誕生石を身につけることで、宝石が持つ力を最大限に感じられます。波長の合う宝石は、あなた自身はもちろん、あなたにとって大切な方々にも良い影響を与えます。
「ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)」は、真珠の街、神戸を拠点とする真珠専門ブランドです。無調色真珠にこだわり、上品でオンオフ問わずお守りとして身に着けられるアコヤ真珠や、ゴージャスなゴールデンパール、白蝶真珠など、様々な種類の真珠ジュエリーを取り揃えています。
真珠は6月の誕生石であり、その優しい輝きが顔まわりを明るく見せてくれます。ご自身へのプレゼントはもちろん、母の日や結婚記念日など、大人の素敵な女性へ心を込めた贈り物として、「ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)」のパールジュエリーを検討してみてはいかがでしょうか。
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