一生ものの真珠を選ぶ。冠婚葬祭にふさわしいパールイヤリングの選び方と大人の身だしなみとは

一生ものの真珠を選ぶ。冠婚葬祭にふさわしいパールイヤリングの選び方と大人の身だしなみとは

アコヤ真珠のパールネックレスは、すべての冠婚葬祭に万能に使えるジュエリーとして知られています。

しかし、パールネックレスに合わせる耳元のジュエリーにはどういったイヤリングがおすすめなのでしょうか?

今回の記事では、冠婚葬祭の席に最もおすすめなパールイヤリングについて、デザインやサイズ、着用マナーについて詳しく解説します。

冠婚葬祭のパールネックレスについてはこちら▶︎パールネックレスのマナーを解説!冠婚葬祭や長さ・大きさ・色・形別にわかりやすく紹介

目次

冠婚葬祭で身に付けるならパールイヤリング

冠婚葬祭におけるジュエリーの定番といえば、アコヤ真珠の一連ネックレスです。

控えめで上品な輝きを放つアコヤ真珠は、お葬式やお通夜などの弔事から、結婚式や祝賀会などの慶事、さらには入学式・卒業式まで、あらゆるフォーマルシーンで万能に活躍します。

このパールネックレスに合わせる耳元のジュエリーには、やはり同じアコヤ真珠のイヤリングが最適です。

 

シンプルなデザイン

真珠のイヤリングには多様なデザインがありますが、冠婚葬祭にふさわしいのは、余計な装飾のない「一粒真珠の直結(スタッド)タイプ」です。

冠婚葬祭の主役はあくまで儀式の対象となる方や主催者であり、参列者は控えめな装いがマナーです。キラキラと輝く金属や宝石がついたデコラティブなものは、自己主張が強く華美な印象を与えてしまいます。

また、歩くたびに揺れるデザインも、弔事では「不幸が重なる」ことを連想させるため避けるべきとされています。「金属部分が目立たない」「真珠が揺れない」シンプルな一粒デザインを選ぶことが、周囲への敬意を表すことにつながります。

 

真珠のサイズ

真珠のサイズも重要なポイントです。真珠は大きい方がよりゴージャスで華やかな印象になり、逆にベビーパールのように小さな真珠はカジュアルな印象でフォーマル感に欠けます。

慶事も弔事も含めた冠婚葬祭全般で身に付けやすいのは直径7.5〜8.0mm前後の、大き過ぎず小さ過ぎないサイズのパールイヤリングです。体型に合わせた7.0〜8.0mm程度のアコヤ真珠のパールイヤリングを一揃え用意しておけば、あらゆる冠婚葬祭の席で迷わず使えます。

 

真珠の色

アコヤ真珠の色は白やナチュラルなピンク色が最も多いタイプですが、中には青の干渉色が強く表れたブルーアコヤやピンク系の干渉色の強いものもあります。

冠婚葬祭に使うなら、シンプルな白色や青色の無調色アコヤ真珠がおすすめです。同じアコヤ真珠でも派手に染色されたものは、フォーマル感に欠けるため冠婚葬祭には向きません。

同じ白系の真珠でも、白蝶真珠は珠が大きいため慶事には着用可能ですが弔事には目立ち過ぎます。また淡水パールも白系のものがありますが、カジュアルな印象なので冠婚葬祭には向いていません。

 

和装の場合はイヤリングは身に付けない

冠婚葬祭の場でパールイヤリングを身に付けられるのは、洋装の時に限ります。そもそも和装では、宝飾品はつけないのがマナーです。

観光催事の和装マナーとして例外的に身に着けてよいとされているのは結婚指輪だけです。和装の時はパールネックレスはもちろん、パールイヤリングも身に付けないようにしましょう。

 

結婚式で身に付けるパールイヤリング

結婚式という晴れやかなお祝いの席で身に付けるパールイヤリングは、どのようなデザインのものが良いのでしょうか?

新郎新婦の門出をお祝いする席なので、お祝いの気持ちを表すためにも華やかで上品な装いが求められますが、結婚式ではあくまでも新郎新婦が主役です。

参列する側の装いは、祝福の場に相応しい華やかさと主役を引き立てる控えめさのバランスが重要になります。

 

結婚式の場合は華やかなデザインもOK

結婚式は華やかなお祝いの席であるため、一粒の固定イヤリング以外の華やかさのあるデザインのものでも着用可能です。

小ぶりなものなら真珠が揺れるデザインのイヤリングや、他の宝石を合わせたイヤリングなども着用が可能です。ただし、あくまでも主役の花嫁よりも目立たないことが大切です。

 

真珠の種類

結婚式でゲストが着用するパールイヤリングでは、アコヤ真珠が王道です。

大きなサイズ感が魅力の白蝶真珠や色合いの美しいゴールデンパールは、一粒パールでもゴージャスで華やかな印象ですが、派手過ぎないシンプルなデザインのものなら着用できます。

ブルーやブラック系のドレスを選ぶ場合は、神秘的な色合いの無調色ブルーアコヤ真珠もおすすめです。

一方、黒蝶真珠はその黒みがかった色合いからお葬式を連想する方も多いため、結婚式での着用は避けた方が無難です。

 

真珠以外の宝石

結婚式では、真珠以外の宝石がついたパールイヤリングも着用できます。ただし、大粒でギラギラした宝石は目立ち過ぎるため控えて、メレダイヤなど目立たないものを選びましょう。

結婚式ではあくまでも主役の花嫁を引き立てられるよう、ゲストは目立ち過ぎない服装やジュエリーを選ぶことが大切です。

 

パールイヤリングの金具

冠婚葬祭向けのパールイヤリングは金具の色は目立たないシルバーやプラチナが多いですが、結婚式の場合はゴールドも可能です。

ただし金具部分が大きいデザインのものは目立ちすぎてしまい、カジュアルな印象になってしまうので要注意です。

 

お葬式で身に付けるパールイヤリング

お葬式やお通夜など弔事で、パールジュエリーは唯一身に付けられるジュエリーです。真珠は「人魚の涙」や「神の涙」とも呼ばれるように、古くから嬉しい涙や悲しい涙を象徴する宝石とされており、故人への哀悼や遺族への共感を表現する意味で身に付けることができます。

弔事の定番はシンプルな一連のパールネックレスですが、パールイヤリングも合わせて着用が可能です。

 

デザインは金具が見えないシンプルなもの

お葬式で身に付けるパールイヤリングは、シンプルな一粒の固定タイプのイヤリングを選びましょう。真珠の直径は7~8mmで、形はなるべく円形のものが適しています。

サイズが大き過ぎる真珠や形のいびつなバロックパール、ドロップやオーバル型の真珠は、ファッション性が高くなってしまうため弔いの席には不向きです。

また、真珠が揺れるデザインや金具が大きく目立つものもNGです。金具の素材は原則としてシルバーかプラチナで、ゴールドのものは華やかな印象になるため避けましょう。金具部分が目立たない、シンプルで控えめなデザインのものを選ぶようにしてください。

 

真珠の種類と色

弔事で身に付けるパールイヤリングは、白かグレーのアコヤ真珠、黒蝶真珠のみです。原則としてパールネックレスと同じ種類、同じ色合い真珠を使った一粒パールを選びましょう。

 

冠婚葬祭におすすめのパールイヤリング

冠婚葬祭のパールイヤリング

結婚式やお葬式などの冠婚葬祭の場で、パールネックレスと合わせて着用することの多いパールイヤリングを購入するなら、品質が高く一生大切に使えるものを選びたいところ。

ここからは、無調色真珠の専門店『ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)』がおすすめするパールイヤリングをご紹介します。

 

無調色 アコヤ真珠 シルバー イヤリング(ネジバネ式)

無調色のアコヤ真珠を使ったこちらのパールイヤリングは、あらゆる冠婚葬祭の席で使える定番のデザインです。

大き過ぎず小さ過ぎない直径7.5mmのアコヤ真珠で、金具は慶事にも弔事にも使いやすいシルバー(SV925)を使用しています。

着脱がワンタッチででき、締め具合を自在に調整できるネジバネ式なので、しっかりとホールドしながらも耳への負担を軽減できます。耳が痛くなりにくく、長時間身に付けていても苦になりません。

 

 

無調色 ウルトラブルー アコヤ真珠 シルバー イヤリング(ネジバネ式)

直径7.5mmのウルトラスカイブルーのブルーアコヤを使ったシンプルなパールイヤリングです。

アコヤ真珠の青色は、養殖の過程で真珠層に有機物が混入することで、奇跡的にブルーやグレーのような色味が現れたもので、ごく稀にしか産出されない希少価値の高い真珠です。

ウルトラスカイブルーはアコヤ真珠の中でも透明感のある青みを帯びたもので、神秘的な色合いが魅力です。冠婚葬祭にも身に付けられるので、ワンランク上のアコヤ真珠を身に付けたい方におすすめします。

 

 

黒蝶真珠 シルバー イヤリング(ネジバネ式)

直径8mmの黒蝶真珠を使ったシンプルなパールイヤリングは、大人の女性のための冠婚葬祭ジュエリーです。

20代や30代では冠婚葬祭のあらゆる席でアコヤ真珠のパールネックレスが活躍しますが、年齢を重ねるにつれ、喪服に白いアコヤ真珠がしっくりこないと感じるようになる方が増えてきます。

50代を過ぎて弔事の白いアコヤ真珠が似合わなくなってきたと感じたら、しっとりと濡れたような控えめで奥深い輝きの黒蝶真珠を選んでみましょう。

お葬式やお通夜という悲しみの席では故人を偲ぶ気持ちを黒蝶真珠に重ね、お祝いの席では白いアコヤ真珠や白蝶真珠を選ぶなど、使い分けをしてみてはいかがでしょうか。

 

 

パールネックレスとパールイヤリングのセット

アコヤ真珠のパールネックレスとイヤリングは、冠婚葬祭のあらゆる席で身に付けることができるフォーマルなジュエリーです。

年齢を重ねライフステージが変わっても身に付けられる一生もののジュエリーなので、就職や結婚などのタイミングで一揃え用意しておくと安心です。人生の大切な節目を迎えたお嬢さんへ、両親からプレゼントするのも素敵です。

コレクションページは▶︎アコヤパールネックレス特集

 

冠婚葬祭用のパールイヤリングは、長持ちする上質な真珠を

長く大切に使い続けられる冠婚葬祭用のパールイヤリングをお探しなら、真珠の街・神戸を拠点とする真珠専門店『ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)』にご相談ください。

当店では、真珠本来の美しさを堪能できる「無調色真珠」にこだわり、加工キズのない上質なテリと干渉色を持つジュエリーを厳選して取り扱っております。

定番のアコヤ真珠ネックレスとイヤリングのセットはもちろん、華やかな白蝶真珠やゴールデンパール、品格漂う黒蝶真珠など、年齢やシーンに相応しいラインナップを取り揃えております。

創業より約50年間「お嫁入り道具」や「冠婚葬祭」文化を大切にしてきたパールブランドとして、冠婚葬祭の装いやマナー、進め方などのご相談も承っております。特別な日の装いを、一生ものの輝きとともに。ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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