パールネックレスの留め具は自分で交換できる?クラスプの種類や素材、修理方法まで解説

パールネックレスの留め具は自分で交換できる?クラスプの種類や素材、修理方法まで解説

目次

パールネックレスの留め具が壊れて使えない…」
「留め具が緩んで、ネックレスを落としそうで不安…」

このような理由で、大切なパールネックレスを眠らせていませんか?

パールネックレスの留め具(クラスプ)は、見た目以上に重要です。留め具の種類や状態によって、自分で簡単に修理できる場合と、専門業者に依頼したほうが良い場合があります。

この記事では、意外と知られていない9種類のクラスプ(留め具)の特徴を詳しく解説し、自分でできる修理方法や、専門店に頼む際の選び方、気になる修理費用の相場についてもご紹介します。

パールネックレスを安全・安心に長く楽しむためにも、ぜひ最後までご覧ください。 

なお、ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)のRE PEARL(リパール)では、クラスプ交換や糸替え、リフォーム・クリーニングを承っています。詳しくはこちらをご覧ください。>>パールリフォーム&クリーニング相談会!古い真珠が甦る『リパール』開催

 

パールネックレスのクラスプ(留め具)9種類

パールネックレスを購入するとき、素材やデザインは意識しても、留め具の種類までは気にしていない方も多いかもしれません。

クラスプは、使い勝手や安全性を左右する大切な部分。ここでは、代表的な9種類のクラスプについて紹介します。

 

1.プラグ式クラスプ

ワンタッチ式クラスプ

プラグ式クラスプは、パールネックレスで現在最もよく使われているタイプで、「ワンタッチ式」や「ロケット式」とも呼ばれています。

棒状のプラグをクラスプの穴に差し込むだけでカチッと簡単に固定でき、プラグの上下の向きを気にせずに使えます。外す際もクラスプ裏側を軽く押すだけなので、着脱のしやすさが人気の理由です。

■ 商品ページはこちら>>パールネックレス専用 留め具 プラグ式クラスプ|3種の素材(シルバー・チタン・ステンレス)から選べる

 

2.両面プラグ式クラスプ

両面プラグ式クラスプは、通常のプラグ式クラスプと仕組みは同じですが、表裏がないのが特徴です。両面にデザインが施されているため、パールネックレスが着用中に裏返ってしまっても違和感がありません。

ただし、通常のワンタッチ式よりやや小ぶりなものが多く、その分着脱しにくい場合があります。

 

3.マグネットクラスプ

マグネットクラスプ

マグネットクラスプを使えば、留め具同士を近づけるだけでパチッと自然にくっつきます。強力な磁石を使用しているので、片手でも簡単に着脱できるのが魅力です。

着脱が圧倒的にラクになるため、プラグ式クラスプでも装着が難しいと感じる方や、指先の細かな作業が苦手な方におすすめのタイプです。

■ 商品ページは>>ネオクラスプ(S/M/L)ポキッと0.1秒!パールネックレスの着脱がラクチンになる強力マグネット金具

 

4.マンテル式クラスプ

マンテル式クラスプ

マンテル式クラスプは、棒状のパーツを丸い輪に通して固定するタイプの留め具です。英語では「留め木」を意味する「トグル(toggle)」とも呼ばれます。

デザイン性が高くおしゃれで、ファッションジュエリーにもよく使われています。シンプルで着脱もしやすく、カジュアルなアクセサリーによく似合います。

 

5.バネ式クラスプ

バネ式クラスプ

バネ式クラスプは、小さな突起(バネ)を留め具の穴に差し込んで固定するタイプの留め具です。ワンタッチ式が普及する以前の古いパールネックレスに多く使われていました。

バネの弾力を利用して留める仕組みのため、向きをしっかり合わせないとうまく固定できず、着脱にコツが必要です。

また、バネ部分は経年劣化で緩んだり潰れたりしやすく、壊れてしまうとパールネックレスの落下につながる可能性もあります。

 

6.旧型バネ式クラスプ

旧型バネ式クラスプ

旧型バネ式クラスプは、フック状のバネを穴に引っ掛けて固定する留め具です。通常のバネ式よりも小ぶりで繊細なため、細く華奢なパールネックレスによく合います。ヴィンテージのパールネックレスに多く見られますが、着脱にややコツがいるのが難点です。

 

7.中折れクラスプ

中折れクラスプは。引っ掛け側の金具を受け側にくぐらせ、折り返して留める仕様の留め具です。時計のメタルバンドによく使われている留め具で、パールネックレスでも使われます。装着は簡単ですが、外す時に指先の力が必要になります。

 

8.引き輪式クラスプ

引き輪式クラスプ

引き輪式クラスプは、小さな丸い金具(引き輪)と「板ダルマ」と呼ばれるパーツからなる、最も一般的な留め具です。引き輪にはバネが内蔵されていて、小さなツマミを引くことで輪が開き、板ダルマに引っ掛けて固定します。

部品が小さいため、細かい作業が苦手な方やご年配の方には少し使いにくいかもしれません。また、引き輪とパールネックレスをつなぐ「丸カン」や「Cカン」は変形したり外れたりしやすいので、注意が必要です。

 

9.ネジ式クラスプ

ネジ式クラスプは、ネジ状のパーツを回して留めるタイプの留め具です。一度しっかり留めると簡単に外れないのがメリットですが、着脱には指先の器用さや力が必要になります。

現在はあまり使われなくなっていますが、ヴィンテージジュエリーなどでよく見られるタイプです。

 

クラスプ(留め具)の素材について

ネックレスの留め具には、シルバーが一般的に多く使われていますが、ホワイトゴールド、イエローゴールド、プラチナなど、高級感のある素材が使われることもあります。

また、金属アレルギーがある方に配慮した素材として、チタンやサージカルステンレスを使った留め具もあります。ここでは、それぞれの素材の特徴を分かりやすくご紹介します。

 

シルバー

シルバークラスプ

ネックレスの留め具で最も多く使われているシルバーは、銀の含有率92.5%の925スターリングシルバーという素材です。変色しないようにロジウムメッキを施されているのが一般的。

比較的安価で、強度や耐久性にも優れているのが特徴です。シルバーはクラスプの種類やデザインのバリエーションも豊富なので、好みのものが見つかるでしょう。

 

ゴールド・ホワイトゴールド

ゴールドのクラスプ

ゴールドやホワイトゴールドのクラスプは、同じ素材のネックレスに多く使われています。

ゴールドには純金の割合によって種類がありますが、クラスプで多く使われているのは「K14」です。K14は金の含有率が58.5%で、残りは銀や銅、パラジウム、ニッケルなどを混ぜて強度を高めています。純金に比べると傷がつきにくく丈夫なのがメリットです。

また、高級な「K18」(金の含有率75%)のネックレスには、同じくK18のクラスプが使われることもあります。K18は鮮やかで美しい色合いが魅力ですが、K14と比べると強度がやや劣り、傷がつきやすいというデメリットもあります。

ゴールドやホワイトゴールド製のクラスプは流通量が少なく価格も高いため、修理や交換を考える場合は、事前に修理店舗に問い合わせておきましょう。

 

プラチナ

プラチナのクラスプには、「プラチナ900(Pt900)」が使われることが一般的です。プラチナ900とは、プラチナを90%、残り10%にパラジウムなど他の金属を混ぜて強度を高めた素材です。高級感のある上品な輝きが特徴で、傷や変形、変色にも強いため、普段使いにも適しています。

プラチナのクラスプもゴールドと同じく高価なため、修理する際は専門店に問い合わせをすることをおすすめします。

 

チタン・ステンレス

チタン・ステンレス

金属アレルギーをお持ちの方には、「チタン」や「サージカルステンレス」で作られたクラスプがおすすめです。

チタンは軽くて丈夫であり、錆びにくく金属アレルギーを起こしにくい素材として人気があります。

サージカルステンレスは、耐久性が高く錆びにくい素材で、医療用のメスやハサミにも使われるほど人体に優しいのが特徴です。

ただし、どちらの素材も非常に硬いため、複雑なデザイン加工は苦手です。そのため、チタンやサージカルステンレス製のクラスプは、シンプルなマグネット式クラスプとしてよく使われます。

金属アレルギーが気になる方は、こうした素材のクラスプをぜひ検討してみてください。

■ 商品ページはこちら>>パールネックレス専用 留め具 プラグ式クラスプ|3種の素材(シルバー・チタン・ステンレス)から選べる

 

壊れたパールネックレスの留め具は自分で修理できる?

壊れたパールネックレスの留め具を自分で修理

パールネックレスの修理は、クラスプの種類やパールネックレスのデザインによって、自分で簡単に直せる場合と、プロに任せたほうがよい場合があります。

自分で修理できるケースと、難しいケースの違いについて詳しく解説します。

 

自分で修理できるケース

「留め具が壊れてしまった」と思っても、実際には留め具(クラスプ)とチェーンを繋ぐ小さなリング(丸カンやCカン)が外れただけの場合もあります。手先が器用な方であればご自身で修理ができます。

直し方は、細めのラジオペンチを使って外れた丸カンやCカンを広げて、チェーンを通し、再びペンチで締めて元に戻すだけです。もし丸カンやCカンを紛失した場合も、100円ショップや手芸店で気軽に購入できます。

また、引き輪(丸型の留め具)のバネが壊れた場合も、丸カンを外して新しい引き輪と交換するだけで直せます。

 

自分で修理できないケース

パールやストーンを糸で繋いだネックレスの場合、クラスプだけを外して交換しようとすると、糸が切れて真珠や石がバラバラになってしまう恐れがあります。

そのため、チェーンタイプではないネックレスのクラスプ交換は、自分で修理することは避けましょう。特にパールネックレスの場合は、クラスプ交換の際に必ず糸替えも必要になります。

このような場合は、自分で無理をせずに、ジュエリー修理のできる専門店に依頼するのが安全でおすすめです。

 

ネックレスの留め具交換はどこに依頼する?

ネックレスのクラスプ交換

クラスプが壊れてしまったネックレスを、そのまま使わずにしまい込んでいるのはもったいないですよね。

ぜひ修理に出して、また身に付けられるようにしましょう。クラスプの交換は、以下のようなお店でお願いできます。

 

購入したお店

まずはネックレスを購入したお店に相談しましょう。ブランドやショップによっては、一定期間無料でメンテナンスや修理をしてくれる保証が付いていることがあります。無期限で修理可能なお店もあります。

購入店に依頼すると、元のデザインと同じ純正クラスプに交換してもらえるため、ネックレスのブランド価値を保ちやすいのもメリットです。購入時の保証書で修理内容や費用を確認しておきましょう。

 

地域のジュエリー専門店

購入店で修理ができない場合や、修理費用が高い場合には、地域にあるジュエリー専門店を利用するのも良いでしょう。こうした専門店なら、ブランドショップより修理料金が安いことが多く、クラスプの購入と糸替えを併せてご依頼ください。

 

ネットならERIS VELINA

パールネックレスの修理なら、真珠専門店に依頼するのがおすすめです。

「真珠の街」神戸発の真珠専門店『ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)』では、他店のパールネックレスのクラスプ交換や糸替え、クリーニング、リフォームを承っています。

着脱が簡単なマグネット式の「ネオクラスプ」や「ギリーノ」など、便利で安全な最新クラスプへの交換も可能です。今お使いのクラスプが緩んだり着脱しにくくなった場合は、使いやすいクラスプへの交換を検討してみてください。

 

パールネックレスは留め具を交換して大切に使いましょう

パールネックレスはクラスプを交換して大切に使いましょう

ネックレスを長年愛用していると、留め具が緩んだり壊れたりすることがあります。クラスプに不具合があると、パールネックレスを紛失しないかとストレスになってしまいますよね。

「壊れたものからはマイナスのエネルギーが出て運気が下がる」とも言われます。ぜひクラスプを修理して、また気持ちよくパールネックレスを身に付けられるようにしましょう。

ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)では、パールジュエリーを長く大切にご利用いただけるように、RE PEARL(リパール)事業に力を注いでいます。

詳しくはこちらをご覧ください。>>パールリフォーム&クリーニング相談会!古い真珠が甦る『リパール』開催

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