ピンクパールとは?

ピンクパールとは?天然・人工の違いや価値、冠婚葬祭マナーを徹底解説

目次

女性らしさや愛らしさを演出できるピンク色をしたピンクパールは、一般的なホワイト系の真珠とは一味違ったテイストで身に付けられるのが魅力です。

ピンクパールのピンク色は、どのように作られているのでしょうか。そして、人工のピンクパールと天然のピンクパールは、どう違うのでしょうか。

今回は、ピンクパールについて詳しく解説します。ホワイト系以外の真珠を身に付けてみたい方、普段からフェミニンな着こなしを好む方は、ぜひご一読ください。

 

ピンクトーンが愛らしいピンクパールってどんな真珠?

ピンクパールとは、アコヤ真珠や白蝶真珠などの特定の種類ではなく、真珠の色がピンクに見えるカラーパールの総称です。

ピンクパールには、人の手が加わらずに自然なピンク色をした天然のピンクパールと、調色・着色・染色を施した人工的に作られたピンクパールの2種類に分けられます。

どちらもピンク色をしていることには変わりませんが、色の濃淡、耐久性、価値などにも影響するため、天然のピンクパールなのか人工的なピンクパールなのかを知ることは大切です。

 

天然のピンクパール

アコヤ真珠以外でピンク色をした真珠には、コンクパールや淡水パール、マベパールがあります。

コンクパール

天然のピンクパールの代表格は、コンクパールです。コンクパールはピンク貝と呼ばれる巻貝から、ごく稀に採取される天然パールで、主にカリブ海で採れます。

色はイチゴミルクのような淡いピンク色で、フレームと呼ばれる美しい火焔模様が見られます。

コンクパールについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。>>コンクパールとはどんな真珠?ピンク色の火焔模様が美しい天然真珠の産地から特徴、値段まで解説

 

淡水パール

湖や池で育つ淡水パールは、カラーバリエーションが豊富なのが魅力ですが、調色や染色・着色をされていなくてもピンク色をしたものが採取されることがあります。

また、より鮮やかなピンク色になるように染色や着色が施されたものも、多く流通しています。

淡水パールについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。>>淡水パールとはどんな真珠?淡水真珠の作り方から価値、なぜ安いかまで解説

 

マベパール

「太陽の光」と例えられる美しい輝きを持つマベパールでも、ピンク色をしたものがあります。マベパールは、マベ貝という二枚貝から採れる真珠で、半円形をしているのが特徴です。

ピンク以外にも、ホワイト、ブルー、黄金色などさまざまで、オーロラのような虹色の干渉色が見られます。

マベパールについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。>>マベパールとはどんな真珠?マベ貝の産地から宝石としての価値、高価な理由まで解説

 

アコヤ真珠のピンクパール

アコヤ真珠のピンクパールは、無調色・調色・染色/着色の3種類があります。以下ではそれぞれの特徴について、詳しく解説します。

無調色アコヤ真珠

アコヤ真珠にはグリーン系の干渉色とピンク系の干渉色を持つものがありますが、その中で特にピンク系の干渉色が強いものがあります。

シミ抜きや漂白などの最低限の前処理は施してありますが、調色は施しておらず、自然とピンク色がかったものが無調色のピンクパールです。

見る角度によってピンクの色味が微妙に変わるのが非常に美しく、希少性も高いことから、価値のある真珠として人気があります。

無調色真珠については、こちらの記事で詳しく解説しています。>>無調色真珠とは?調色との違いと見分け方、メリット・デメリットを解説

 

調色アコヤ真珠

流通しているアコヤ真珠の大半は、調色という加工が施されています。

調色とは、真珠層に含まれた不純物によるシミや汚れを落とす前処理や漂白といった工程の後に行われるもので、核と真珠層の間に赤色の染料を染み込ませて色を整えます。

調色を行う理由は、漂白過程で失われてしまった真珠が本来持つピンクの色素を補うことにあります。

真珠の色を大きく変えてしまうような加工ではなく、あくまでも真珠の本来の美しさを引き出して色を整えるために行われるための「改良(エンハンスメント)」であり、国際的にも認められている技術です。

 

染色や着色されたアコヤ真珠

調色が真珠本来の美しさを引き出す色の調整であるのに対し、真珠の色そのものを変える加工として染色や着色といった加工方法があります。

染色は天然や合成の染料を使って、着色は染料以外の化学薬品などを使って、真珠の色を「改変」します。ピンクパールの中でも不自然にピンク色が色濃いものは、染色や着色された真珠である可能性が高いです。

 

加工傷のあるピンクパールにご注意

特に80年代から90年代にかけては、よりピンク色の強いピンクパールが好まれていたため、過度な染色や着色が行われていました。

過度な加工は真珠層を傷つけてしまう恐れがあり、真珠層にヒビ割れが起きていたり、真珠層が剥がれたりする恐れがあります。

強いピンク色をしたピンクパールは、真珠の劣化が早まる過度な加工がされている可能性があるため、注意しましょう。

 

ピンクパールの魅力

ピンクパールには天然や人工のものなどさまざまですが、ピンクパールを好んで身に付ける女性は少なくありません。

普段使いやデートの時などはもちろん、華やかなお祝いの席でのフォーマルジュエリーとしても、ピンクパールは身に付けられます。ここからは、ピンクパールの魅力について解説します。

 

ピンクパールの石言葉

花に花言葉があるように、宝石にも石言葉があり、宝石の色や特徴、歴史、言い伝えなどからさまざまな意味が込められています。真珠の場合、石言葉は色によって異なります。

女性らしさや母性を感じさせるピンクパールの石言葉は、「辛抱強い愛」です。女性らしいフェミニンな色合いが、母性愛や女性の一途な愛情を連想させるからでしょう。

色の濃淡や種類に関わらず、ピンクパール全般にこの石言葉があてはまります。

 

フェミニンな印象を与える

アコヤ真珠はグリーン系の干渉色を持つものと、ピンク系の干渉色を持つものがありますが、グリーン系の干渉色の強い真珠はどちらかと言うとクールでキリっとした印象になります。

一方、ピンク系が強いアコヤ真珠は柔らかくフェミニンな印象です。どちらもパッと見た感じは白い真珠ですが、ピンク系の真珠は淡いピンク色やクリームカラーなど、女性的で上品な色合いとのお洋服と相性が抜群で、可愛らしく女性的なファッションを引き立ててくれます。

 

顔映りがよい

ピンクパールの淡く優しい色合いは、日本人女性の肌にもとてもよく似合います。

お化粧の時にチークにピンク色をのせると血色がよく見えお肌がより明るく美しく見えるのと同様に、胸元に淡いピンク色のピンクパールを合わせることで、デコルテラインやお顔の肌をより綺麗に見せる効果があります。

 

ピンクパールは冠婚葬祭に使える?

ピンクパールは冠婚葬祭に使える?

アコヤ真珠のパールネックレスは冠婚葬祭で使えるフォーマルジュエリーですが、ピンクパールのネックレスは冠婚葬祭に使えるのでしょうか?

お祝い事には◎

ピンクパールのパールジュエリーは明るく華やかな印象なので、冠婚葬祭でもお祝い事には身に付けられます。

友達の結婚式、同窓会、記念パーティーなど、普段よりドレスアップをする華やかな席では、コーディネートに上品さと愛らしさをプラスできるのでおすすめです。

ただし、染色や着色で濃いピンク色のパールは、ファッションジュエリーという印象が強いため、フォーマル感の高い場所では身に付けない方が無難でしょう。

 

お葬式やお通夜などの弔事には×

お葬式、お通夜、法事など、冠婚葬祭の葬にあたる行事では、ホワイトのアコヤ真珠やグレーパール、黒蝶パールなどで悲しみを表現するのが故人や遺族に対する礼儀です。

ピンク色の濃いピンクパールは明るく華やかな印象を与えるため、弔事には相応しくないといえます。

 

無調色のピンクパールは『ERIS VELINA』で

無調色のピンクパールならERIS VELINAへ

幅広い年代の女性を魅了するピンクパールについて、解説いたしました。

ピンクをより色濃く出すために染色されたピンクパールが人気だった時代もありますが、現在人気のあるピンクパールは自然なピンク色が愛らしくも上品な、無調色のピンクパールです。

神戸を拠点とする『ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)』は、無調色真珠にこだわった真珠の専門店。アコヤ真珠、白蝶真珠、黒蝶真珠、ゴールデンパールなど、さまざまな種類の無調色真珠を使った、洗練されたデザインのパールジュエリーを幅広く取り揃えています。

もちろん、ピンクの干渉色の強い無調色ピンクパールを使った、ネックレスやペンダントもご用意しています。無調色のピンクパールにご興味のある方は、ぜひご相談ください。

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