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近年、日本産パールの価格が急激に高騰していることをご存知でしょうか?
以前は手が届きやすかったアコヤパールも、現在では高級ジュエリーとしての価値が高まっています。
その背景には、生産量の減少や養殖環境の変化、さらには世界的な需要の増加が影響しています。
しかし、パールは価格が高騰してもなお、身に着ける人の美しさを引き立てる唯一無二のジュエリーです。
フォーマルだけでなく、カジュアルなコーディネートにも自然と馴染み、幅広い世代に愛され続けています。
そこで今回は、パール価格高騰の背景と、それでもパールを選ぶべき理由、賢い購入方法、おすすめのパールジュエリーをご紹介します。
日本産パールの価格が高騰する背景とは?

日本産パールの価格が高騰している背景には、さまざまな要因が絡み合っています。
特に、生産量の減少や養殖環境の変化が大きく影響しており、それに加えて世界的な需要の増加が市場価格を押し上げています。
ここでは、具体的な要因について詳しく見ていきましょう。
生産量の減少
かつて世界市場をリードしていた日本産アコヤパールですが、環境変化や養殖業者の減少により、生産量が大幅に減少しています。
特に、2019年から相次いだアコヤ貝の大量死は、真珠の生産量減少の大きな要因のひとつです。原因は新種のウイルスとされており、生産団体の関係者らがさまざまな対策を講じています。
しかし、2025年現在も状況は厳しく、昨年春から育てている稚貝のうち、翌年2月まで生き残った割合は、問題発生前の年と比べて約7割にとどまっています。
さらに、養殖に必要な人材不足も深刻な問題となっています。
日本では1993年以降、真珠養殖業者の数が減少し続けており、2008年のリーマンショックの影響も重なり、2018年までの25年間で約7割も減少しました。
その結果、高品質なパールの供給が追いつかない状況が続いています。
養殖環境の変化と生産コストの上昇
養殖真珠は、明治26年(1893年)、御木本幸吉氏の手によって初めて作られたことで知られています。
養殖技術の発展により、形やサイズ、品質が均一で、比較的手頃な価格で購入できる点が魅力でした。
しかし現在は、需要が供給を大幅に上回っており、高品質なパールは非常に高価になっています。
パールの養殖には適切な水質と安定した環境が欠かせませんが、海洋汚染や水温の上昇により、養殖環境が悪化している地域も増えています。
その影響で、品質の高いパールを育てるためには、より多くの手間とコストがかかるようになり、これが価格上昇の一因となっています。
需要の増加
パールの生産量が不安定になる一方で、人気は高まり続けています。
特に、ファッション界のジェンダーレス化の流れにより、これまで「女性のもの」というイメージが強かったパールを男性が身に着けるメンズパールのブームが需要の拡大に影響を与えています。
メンズパールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。>>「パール男子」急増中!失敗しないメンズパールの選び方やおすすめアイテムをご紹介」
また、国内外でのアコヤパールの需要が増加する一方で、生産量は減少傾向にあります。そのため、卸業者による積極的な買い付けが進み、需要と供給のバランスが崩れ、販売価格が上昇しています。
さらに、今後の価格上昇を見越した売り惜しみの動きも見られ、価格高騰の要因が一層強まっています。
海外市場での人気拡大
海外市場では、日本産パールの品質が高く評価されており、特に中国では経済発展と所得向上を背景に、富裕層の間でパールジュエリーの需要が急増しています。
世界最大の真珠取引拠点である香港での国際宝飾展などでは、中国人バイヤーが大量にパールを買い求める傾向が顕著です。
さらに、近年ではヨーロッパやアメリカでもパールブームが広がり、ハイブランドが積極的にパールジュエリーを展開しています。
アメリカの副大統領カマラ・ハリス氏がパールネックレスをトレードマークとして愛用していることも注目され、パールの需要をさらに後押ししました。
このように、日本国内だけでなく海外市場でもパールの人気が高まり、希少価値の高いパールはますます手に入りにくくなっています。
これらの複合的な要因により、パールの価格上昇は今後も続くと予想されます。
海外のパール事情については、こちらの記事で解説しています。>>「海外で真珠が人気!欧米から学ぶ「パールネックレス」のプレゼント・コーディネート術とは」
それでもパールを選ぶべき理由

価格が高騰している今でも、パールジュエリーは持っておいて損のないアイテムです。
その理由として、長く愛用できる品質の高さや、どんなシーンにも馴染む汎用性、そして特に希少性の高い「無調色真珠」の価値が挙げられます。
こでは、それらの魅力について詳しくご紹介します。
一生ものとして長く愛用できる「本物のジュエリー」
パールジュエリーは、時を超えて愛され続ける「一生もの」のアイテムです。流行に左右されにくく、多様なデザインに対応できる点が特徴で、正しいお手入れをすれば長く美しい輝きを保ちます。
また、次の世代に受け継ぐことも可能なため、家族の思い出としても価値のあるジュエリーとなります。
さらに、パールはリフォームしやすいというメリットもあります。例えば、パールネックレスをバラして指輪やイヤリングに作り変え、2人の娘にそれぞれ受け継ぐといったアレンジも可能です。
パールは、単なるアクセサリーではなく世代を超えて受け継がれる宝石としての魅力を持っています。
カジュアルからフォーマルまで使える汎用性の高さ
パールジュエリーの魅力のひとつは、フォーマルな場面だけでなく、カジュアルなファッションにも馴染む汎用性の高さです。
真珠層が幾重にも重なることで生まれる独特の光沢は、上品で落ち着いた輝きを放ちます。
そのため、普段の装いからフォーマルなシーンまで幅広く活躍し、胸元や耳元に添えるだけで洗練された雰囲気を演出できます。
例えば、シンプルな白シャツやワンピースにパールを合わせるだけで、ぐっと上品な印象に。また、他のジュエリーとも相性が良く、ダイヤモンドやゴールドジュエリーと組み合わせても美しく映えるのが特徴です。
特に価値が高い「無調色真珠」
パールの多くは色味を整えるために「調色」という加工が施されますが、アコヤパールの中には調色を行わない「無調色真珠」があります。
ナチュラルなホワイトの色味は、自然な美しさを持ち、どんなスタイルにも合わせやすいため、一生ものとして愛用できる価値があります。
さらに、無調色のパールは比較的経年変化しにくいというメリットもあります。
ただし、「無調色」を謳うために過度な漂白や研磨を施し、不自然に白く輝かせたパールも存在します。これらは劣化が早いため、購入時には信頼できる販売店を選ぶことが大切です。
パール高騰の中で賢く購入する方法

価格が高騰しているからこそ、失敗しないパール選びが重要です。
ここでは、品質を見極めるポイントや信頼できるブランドの選び方、用途に合わせた購入のコツをご紹介します。
高品質なパールを見極めるポイント
パールを選ぶ際は、以下の6つのポイントをチェックすると良いでしょう。パールの価値は、これらの要素が複雑に関わり合うことで決まります。
色 |
パールの色は貝の種類や個体差によって異なります。色の評価基準は個人の好みや流行に左右されますが、希少で人気のある色は高価になる傾向があります。 |
巻き | 「巻き」は真珠層の厚さを意味しますが、単純な厚みだけでなく、層の構造が均一で整然としていることが重要です。巻きの質が良いパールほどテリが美しくなります。 |
テリ |
「テリ」とはパールの光沢を指します。美しいテリを持つパールは鏡のように周囲を映しますが、テリが弱いものは曇った印象になります。 テリの美しさは真珠層の「巻き」の質に影響されるため、質の高い巻きを持つパールほど輝きが増します。 |
形 | 一般的に真円に近いほど希少で価値が高いとされます。ただし、ペアシェイプやバロックなど個性的な形状のパールにも高い需要があります。 |
キズ |
パールは貝の成長過程で天然の傷(エクボ)が生じることがあります。これらはパールの個性とされ、目立たなければ大きな問題になりません。 一方、加工中にできた「加工キズ」は価値を下げる要因となります。 |
サイズ | パールのサイズは珠の大きさで評価され、同じ品質なら大きいほど希少価値が高まります。 |
パールの価値は、6つの要素のいずれか1つだけを見て決まるものではなく、総合評価によって決まります。
また、「色」「形」「サイズ」は個人の好みによっても左右されるため、実際に試着してみて自分が気に入るものを選ぶことも大切です。
信頼できるブランド・ショップの選び方
パールジュエリーは品質の差が大きいため、信頼できるブランドやショップで購入することが重要です。
専門知識を持つスタッフが在籍しているかどうかもポイントです。真珠の特徴やお手入れ方法について丁寧に説明してくれる店舗は、品質管理にもこだわっている可能性が高いです。
日本国内の老舗ブランドや養殖業者直営のショップは、高品質なアコヤパールを取り扱っていることが多いです。
さらに、アフターサービスの充実度もチェックしましょう。糸替えや修理対応がある店舗は、購入後も長く愛用できるサポートが整っています。
信頼できるブランドやショップを選ぶことで、末永く美しいパールを楽しむことができます。
たとえば、ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)は、長年にわたりパールジュエリーやリフォーム事業に携わり、豊富な経験と知識を積み重ねてきました。「一生愛せる品質とデザインを」という企業哲学のもと、高品質なパールを提供しています。
また、代表の吉木大雄は、(一社)日本真珠振興会公認のパールシニアアドバイザーです。20年以上にわたる真珠業界での経験を活かし、パールジュエリー選びのお手伝いだけでなく、メンテナンスや保管方法についてもアドバイスいたします。
一生もの?それともトレンド?用途に合わせた選択
パールジュエリーを選ぶ際は、「一生ものとして長く使うか」「トレンドを取り入れて楽しむか」を考えることも大切です。
例えば、定番のパールネックレスを選ぶなら、冠婚葬祭にも対応できる7.5〜8.0mm珠のものがおすすめです。
このサイズは、年齢を重ねても上品に馴染み、フォーマルシーンから日常使いまで幅広く活躍します。
一方、トレンド感のあるデザインピアスやイヤーカフなら、ファッションのアクセントとして楽しめるため、オフの日のカジュアルな装いにもぴったりです。
シンプルなコーディネートにパールをプラスするだけで、ぐっと洗練された印象になり、顔周りも明るく華やぎます。
ライフスタイルやシーンに合わせて、自分に合ったパールジュエリーを選ぶことで、より魅力的に活用できるでしょう。
今、手に入れるべきおすすめパールジュエリー
パールの価格が高騰する中でも、質の高いアイテムを選ぶことで、その美しさと価値を長く楽しむことができます。
ここでは、ERIS VELINAが提供するおすすめのパールジュエリーをご紹介します。
アコヤパールネックレス 8.0-8.5mm 2点セット
8.0〜8.5mm珠のアコヤパールを使用したネックレスとピアス(またはイヤリング)の2点セットです。
無調色のアコヤパールは、自然な美しさと上品な輝きを持ち、冠婚葬祭からカジュアルまで幅広いシーンで活躍します。
ERIS VELINAの無調色パールは、ウェディングドレスにも映える上質な輝きを持つものだけを厳選。そのため、花嫁のブライダルジュエリーとしても最適です。
シンプルでありながら存在感のあるデザインは、一生もののジュエリーとして長くご愛用いただける逸品です。
商品ページは>>無調色 アコヤパールネックレス 8.0-8.5mm 2点セット
【星涼し】アコヤパール ダイヤモンド プラチナ ペンダント

「星涼し(ほしすずし)」は、静寂な夜空にきらめく星々をイメージしたエレガントなペンダントトップです。
アコヤパールの中でも特大サイズとなる9.5mmの無調色パールを使用しており、滅多に育たない希少価値の高い逸品です。。
バチカン部分には12石のダイヤモンドがプラチナの台座に丁寧にセッティングされており、合計0.05カラットの輝きがパールを優雅に引き立てます。
シンプルでありながら華やかなデザインは、特別な日の装いにはもちろん、日常のコーディネートにもさりげなくエレガンスを添えるアイテムとしてお楽しみいただけます。
商品ページは>>【星涼し】無調色 アコヤパール ダイヤモンド プラチナ ペンダント
アコヤパール イエローゴールド フープピアス【S】

7.5mm以上のアコヤパールをあしらったイエローゴールドのフープピアスです。
フープの外径は20mmと、日常使いしやすいサイズ感で、パールの自然な輝きとゴールドの温かみのある色合いが、耳元を上品に彩ります。どんなスタイルにも合わせやすく、動くたびに揺れるパールが美しいデザインです。
また、アコヤパールは「母の愛」を象徴し、入学式や卒業式などの子供行事はもちろん、ビジネスシーンやカジュアルな日常使いにも活躍します。
商品ページは>>無調色 アコヤパール イエローゴールド フープピアス【S】
まとめ:パール高騰時代の賢い選択

パールの価格が高騰する今こそ、一生もののジュエリーを選ぶタイミングです。
アコヤ貝の大量死を引き起こした新種のウイルスに対する有効策は未だ見つかっておらず、さらに 世界的なパールブームも続いています。そのため、パールの価格高騰は今後も続くと予想されています。
しかし、パールはビジネスや冠婚葬祭の場面からカジュアルファッションまで幅広く活躍する万能アイテムです。その価値は変わることなく、正しい知識を持って選べば一生愛用できるジュエリーとなります。
もし、「一生もののパールジュエリーが欲しい」と考えているなら、今こそが買い時です。ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)では、品質にこだわったパールジュエリーを取り揃え、皆さまに長く愛されるアイテムをご提案しています。
価格が高騰している今だからこそ、本当に価値のあるパールを選び、一生もののジュエリーを手に入れてみてはいかがでしょうか?
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ERIS VELINA代表者挨拶(30秒動画)

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