喜寿(きじゅ)は77歳の長寿祝い

喜寿(きじゅ)は77歳の長寿祝い!意味・由来・お祝いの仕方を詳しく解説

目次

喜寿(きじゅ)は77歳を迎える方をお祝いする長寿祝いです。還暦や古希が中国由来の長寿祝いなのに対し、喜寿は室町時代の終わり頃から祝われるようになった日本発祥のお祝いです。

今回の記事では、喜寿祝いの意味や由来、お祝いの仕方について詳しく解説します。喜寿祝いにおすすめのプレゼントもご紹介するので、ご家族やご友人が喜寿を迎えるという方は、ぜひご一読ください。

なお、その他の長寿祝いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。▶︎【長寿祝い一覧】年齢ごとの名称・由来・テーマ色を徹底解説!お祝いの仕方やおすすめのプレゼントとは

吉木大雄

執筆・監修「吉木 大雄」

1981年生まれ。関西学院大学在学中、ウェディング業界で4年間のアルバイトを通じて、冠婚葬祭やフォーマルな装いの重要性を学ぶ。さらに、大学卒業後、真珠や着物などフォーマル分野でキャリアをスタートし、20年以上にわたり専門性を追求してきた。

現在は、株式会社TradStyleの代表取締役として、真珠ジュエリーブランド「ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)」「ERILISS(エリリス)」「えり正呉服店」を運営。

専門資格として、「パールシニアアドバイザー」「ジュエリーコーディネーター」「ジュエリーリモデルカウンセラー」「相続診断士」「パーソナルカラーアナリスト」を取得。

これらの資格を活かし、顧客一人ひとりに寄り添ったコーディネート提案やジュエリーの価値を高めるリモデル相談を行っている。また、パールシティ神戸協議会の協議委員として、神戸の真珠産業や文化の普及活動にも尽力している。

 

喜寿(きじゅ)は何歳の長寿祝い?

喜寿(きじゅ)は何歳の長寿祝い?

喜寿をお祝いするのは満年齢で77歳の年で、満60歳の還暦、66歳の緑寿、70歳の古希に続く長寿祝いです。

古希祝いの名前の由来が「人生を70歳まで生きるのは古来よりに稀(まれ)なこと」であるように、昔は70歳を超える方は大変珍しい長寿者でした。

 

喜寿という名称の由来

「喜」の草書体は七を3つ重ねた形で、「七十七」と読めることから、「喜寿」と名付けられたと言われています。

ぞろ目の数字は古くから「縁起が良い」とされており、数字の「7」もラッキーセブンと呼ばれるように縁起の良い数字の一つです。

7が二つ重なる77歳は一層めでたく喜ばしい年齢であるという意味もあり、おめでたい節目にぴったりの名称と言えます。

 

喜寿祝いの歴史

還暦(60歳)や古希(70歳)のお祝いは中国から伝わった習慣ですが、喜寿は日本で生まれたお祝いです。

喜寿のお祝いが始まったのは室町時代の終わり頃で、最初は武家や貴族の間でお祝いされていました。江戸時代になると平均寿命も徐々に延び、庶民の間でも長寿を祝う風習が広まっていきました。

現在では、日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超えるため、多くの方が喜寿のお祝いを行っています。

 

喜寿祝いのテーマカラーは「紫色」

喜寿祝いのテーマカラーは、古希と同じく紫色です。紫色は古来より高貴な色とされており、長寿を迎えた方への敬意や感謝を表すのにふさわしい色と考えられています。

喜寿祝いの贈り物に紫色のお花を用意したり、紫色のアイテムをプレゼントしたりすると、喜寿祝いらしさを演出できます。

 

喜寿はどうお祝いする?

喜寿はどうお祝いする?

「喜寿はいつお祝いすればいい?」
「喜寿祝いではどんなことをするの?」
「喜寿祝いにはどんなプレゼントが喜ばれる?」

ご家族やご友人が喜寿を迎える際に、どのようにお祝いをすれば良いのか悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。ここからは、喜寿のお祝いの仕方をご紹介します。

 

お祝いの時期

喜寿をお祝いするタイミングは、77歳のお誕生日や敬老の日に合わせて行われることが多いですが、特定のタイミングでお祝いするものと決まっているわけではありません。

ご家族が遠方に住んでいる場合や、多忙で休みがなかなか合わないという場合は、家族が集まりやすい年末年始、ゴールデンウイーク、お盆休みなどに行っても問題ありません。

 

家族や親族で集まって食事会をする

喜寿のお祝いでは、ご家族や親族、または親しい友人と集まって食事会をするのが定番です。

食事会では赤飯や尾頭付き鯛、海老などの長寿や縁起の良さを象徴する食材を使った祝い膳を用意し、和気あいあいと77歳を迎えた方の健康と長寿を祈るのが昔からのスタイルです。

食事会はご本人やお子さんの自宅で集まることが多いですが、準備の負担がかからないレストランや割烹での食事会を選ぶケースも少なくありません。

集まる人数や予算に合わせて、みんながリラックスしてお祝いできる場所を選びましょう。

 

家族旅行に出かける

家族と一緒に温泉旅行などに出かけるのも人気のお祝い方法です。喜寿祝いとして旅行を計画する場合、喜寿を迎える方の健康状態や体力も考慮して、負担をかけない計画を立てましょう。

ご高齢の方は長距離の移動が難しいこともあるため、近場で雰囲気の良い温泉旅館など、リラックスできる場所がおすすめです。

 

プレゼントを贈る

喜寿のお祝いにはプレゼントを用意することが多いです。遠方に住んでいたり予定が入っていたりなどの理由で、喜寿のお祝いの食事会に参加できない場合も、お祝いにプレゼントを贈ると喜ばれます。

喜寿のお祝いに贈るプレゼントは、テーマカラーの「紫色」を基調にしたものが選ばれる傾向にあります。

お祝いに着る紫のちゃんちゃんこが定番ですが、紫色を基調にしたフラワーギフト、旅行や体験ギフト、日常に使える実用品や趣味のグッズ、健康や美容に関するアイテムなどが人気です。

喜寿を迎える方のライフスタイルや趣味に合わせて、心に残るアイテムを選びましょう。

 

喜寿にもらって嬉しいプレゼントの選び方

喜寿に嬉しいプレゼント

「喜寿を迎える母に素敵なプレゼントを贈りたい」
「プレゼントは何もいらないよと言われるけれど、喜んでもらえるものを贈りたい」

喜寿のプレゼントに何を選べば良いのか悩んでしまう方も、多いのではないでしょうか。ここからは喜寿を迎える70代の方々が「もらって嬉しい」と感じてもらえるプレゼントの選び方をご紹介します。

 

プレゼントに紫色を取り入れる

喜寿のプレゼントでは、紫色を取り入れるのがおすすめです。紫色を取り入れたプレゼントのアイデアは、以下の通りです。

  • 喜寿の定番!紫色のちゃんちゃんこ
  • 紫色の花束やプリザーブドフラワー
  • 女性なら紫色のスカーフやストール

男性には紫色のポロシャツやセーター 紫色がテーマカラーというと、プレゼントとして選びにくい印象もありますが、フラワーギフトなら選びやすいでしょう。

紫色のお花では、トルコキキョウ、バラ、カーネーション、アルストロメリア、また、女性も男性も、年配の方はファッションで紫を取り入れると、若々しく健康的に見えるもの。

紫色のファッションアイテムを選ぶなら、落ち着いた印象の濃いめのパープルや、明るく華やかなラベンダー系がおすすめです。

女性ならスカーフやストールなどの小物で、男性もシャツやセーターなどで紫を取り入れると、おしゃれなシニアファッションになるでしょう。

 

お酒やスイーツなどみんなで楽しめるものを選ぶ

シニア世代の中には「プレゼントは何もいらないよ」という方も少なくありません。そんな方には、お酒やスイーツなどの形に残らないものを選ぶのもおすすめです。

喜寿のお祝いで家族が集まった際に美味しいお酒で乾杯したり、話題のスイーツに舌鼓を打ったりなど、みんなで楽しめるものを贈ってみましょう。

 

家族の思い出を贈る

家族旅行に出かけたり家族で集まって食事会をしたりなど、喜寿のお祝いを機に家族の思い出作りをしましょう。普段は仕事や学校などで忙しい子ども達や孫達との貴重な時間が、何よりものプレゼントとなります。

家族で記念撮影をしたり、メッセージカードや寄せ書きを作ったり、お孫さんが描いた似顔絵や絵を額に入れて贈ったりするのもおすすめです。

喜寿のお祝いが終わった後も、写真や絵などを見て遠くに住む家族を思い出せるので喜んでもらえるでしょう。

 

実用的なアイテムを選ぶ

喜寿のお祝いとして実用的なアイテムを贈るなら、日常的に使える生活雑貨や趣味で使うアイテムなどがおすすめです。実用的なアイテムの例としては、

  • 湯呑みやコーヒーマグ
  • お箸
  • 眼鏡ケース
  • 品質の良いタオル
  • 雨傘や日傘 マッサージ器具 などです。

普段から愛用しているアイテムがあれば、最新のものにアップグレードしたり、名入れのものを用意して特別感を出したりするのもおすすめ。

毎日の生活の中で使えるものを贈れば、喜寿のお祝いが終わった後も、使うたびに嬉しい気持ちになってもらえるでしょう。

 

女性を輝かせてくれるジュエリーもおすすめ

妻、母、祖母など、大切な女性へ贈る喜寿のプレゼントには、ジュエリーもおすすめです。

長寿祝いとは言っても、現代の70代の女性は見た目も気持ちも若く、エネルギッシュな方もたくさんいます。

お友達とお出かけをしたり習い事をしたりするのが好きなアクティブな女性には、「お年寄り」を感じさせる贈り物よりも、自身を輝かせてくれるジュエリーを贈ると喜ばれるでしょう。

 

喜寿に贈りたいパールジュエリー

喜寿に贈りたいパールジュエリー

喜寿に贈るジュエリーとしておすすめなのが、真珠のジュエリーです。真珠の石言葉には「健康」「長寿」「円満」などがあり、77歳を迎えた女性の健康と長寿を祝い、さらなる幸せを願う気持ちを伝えるのに適した宝石です。

上品で控えめな輝きを放つパールジュエリーは、年配の女性の美しさを引き立ててくれ、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで活躍します。

また、品質の高い真珠を使ったパールジュエリーはトレンドに左右されにくく、適切なお手入れをすれば何十年も愛用できるものなので、母から娘へ、娘から孫娘へと、世代を超えて長く使い続けられるファミリージュエリーにもなります。

 

クロチョウ真珠のペンダント

クロチョウ真珠は、南洋の温かい海域で養殖される黒蝶貝を母貝とする黒系の真珠です。南太平洋のタヒチ島が主な産地なので、タヒチアンパールとも呼ばれます。

クロチョウ真珠は黒色を基調としながらもグリーン、レッド、パープルなど様々な干渉色を持つのが特徴です。

喜寿のお祝いとしてパールジュエリーを贈るなら、パープルの干渉色が強く出ているクロチョウ真珠のペンダントがおすすめ。落ち着きと華やかさを演出できるクロチョウ真珠のペンダントを、喜寿のお祝いに贈ってみてください。

▶︎クロチョウ真珠 ペンダント特集

 

【桔梗】ブラックパール アメジスト ローズクォーツ ピンクゴールド ペンダント

こちらは10mmのクロチョウ真珠に、喜寿のテーマカラーである紫色のアメジストと優しいピンク色のローズクォーツを合わせた、贅沢なペンダントです。

素材はピンクゴールドを使用しているので肌色に馴染みやすく、アメジスト、ローズクォーツ、クロチョウ真珠のそれぞれの美しさを引き立ててくれます。

一粒でも存在感は抜群で、胸元を華やかな気品で飾ってくれるでしょう。華やかな装いを好むおしゃれなお母様やお祖母様に、ぜひ贈りたい逸品です。 

▶︎【桔梗】ブラックパール アメジスト ローズクォーツ ピンクゴールド ペンダント

 

喜寿祝いには心を込めた贈り物を

喜寿祝いの贈り物

喜寿祝いが始まったとされる室町時代後期や江戸時代初期の頃の日本人の平均寿命は、30~40歳だったと言われています。当時は77歳を迎えられる人は珍しく、ごくごく稀な長寿者として尊ばれていたことでしょう。

現在では平均寿命も80代まで延び、喜寿をお祝いする方も増えてきていますが、77歳まで健康で長生きしていることがおめでたいことには変わりはありません。

「いつもありがとう」「これからもお元気で長生きしてください」という気持ちをこめて、家族でお祝いをしたり心のこもった贈り物を用意してあげましょう。

喜寿を迎える母や祖母に素敵なジュエリーを贈りたいという方は、ぜひERIS VELINA(エリスヴェリーナ)にご相談ください。

 

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