真珠の品質は何で決まる?色・巻き・光沢(テリ)など、真珠の価値が決まる7項目を徹底解説

真珠の品質は何で決まる?色・巻き・光沢(テリ)など、真珠の価値が決まる7項目を徹底解説

目次

品質の高い真珠とは、一体どのような真珠なのでしょうか?

真珠の価値を見極めるためには、どのような点に注目したら良いのでしょうか?今回の記事では、真珠の品質や価値を決める7つの項目について詳しく解説。また、鑑定書や真珠のランクに対する真珠専門店としての考えや、品質の高い真珠の選び方も紹介します。

 

真珠の品質や価値を決める7つの項目

自分のために長く大切に使い続けられるパールジュエリーを購入する時、大切な女性へのプレゼントとしてパールジュエリーを選ぶ時、少しでも品質の高い真珠を選びたいと思う方は多いでしょう。

真珠の美しさや品質の高さの基準となる項目にはどのようなものがあるのでしょうか?真珠の品質や価値を決める7つの項目について、詳しく解説していきます。

 

1.真珠の種類

真珠の種類

真珠は母貝の種類によってさまざまな種類があります。現在流通している多くの真珠は養殖真珠ですが、その中で最も流通量の多いアコヤ真珠、淡水真珠、白蝶真珠、黒蝶真珠の4種類が「養殖真珠の4大種類」と呼ばれています。

真珠は種類によって大きさ、色、輝き、形が異なり、それぞれに独特の美しさがあります。真珠の品質を評価するにあたって、サイズや色を比べる前に、まず最も重要なのがどの種類の真珠なのかという点です。

 

アコヤ真珠

アコヤ真珠は、アコヤ貝から採取される真珠で、上品で控えめな輝きを放つ真珠です。小ぶりなサイズが特徴で、真円に近い整った形をしています。色は温かみのある白さで、卓越した光沢(テリ)とオリエント効果と呼ばれる虹色のような美しい干渉色が見られます。

アコヤ真珠の主な産地は日本で、三重県の伊勢志摩、愛媛県の宇和島、長崎県の対馬・壱岐の3カ所が日本のアコヤ真珠の三大産地です。

 

白蝶真珠

白蝶真珠は、赤道近くの温暖な海に生息するシロチョウ貝という大型の二枚貝から採取される真珠です。

内側が銀色をしたシルバーリップの貝から採れる白蝶真珠は美しい白色をしており、内側が金色のゴールドリップの貝から採れる真珠はまろやかな黄金色をしています。どちらもアコヤ真珠に比べると一回り大きなサイズが特徴で、一粒でも存在感があります。

 

黒蝶真珠

黒蝶真珠は、インド洋や太平洋の赤道付近に生息するクロチョウ貝から採取される真珠です。タヒチ島周辺が主要な産地であることから、タヒチアンパールとも呼ばれています。

しっとりと濡れたような黒みがかった色合いが特徴で、赤・緑・黄色などを含む多彩な干渉色を持っています。見る角度によって色合いが変わるような神秘的な輝きを放ち、ホワイト系の真珠とは一味違った楽しみ方のできる真珠です。

 

淡水パール

淡水パールは、湖や川などの淡水で育つ母貝から採取される真珠の総称です。淡水パールで最も多いのがイケチョウ貝から採取される真珠で、中国産が主流ですが日本の琵琶湖でも養殖されています。

淡水パールは1つの貝から数多くの真珠が採取できるため、アコヤ真珠や南洋真珠と比べると低価格です。また、色や形のバリエーションが豊富なので、ファッションアクセサリーに多く使用されています。

 

2.色

真珠の色の品質

真珠の色は、実体色と干渉色という2種類の色で決まります。

実体色は、真珠の持つ本来の色合いでアコヤ真珠や白蝶真珠は白色、黒蝶真珠はグレーや黒、ゴールデンパールは金色やクリーム色など、種類によってさまざまです。

干渉色は外からの光が真珠層にあたり、光の屈折や反射によって生み出される色合いです。干渉色にはピンク系やグリーン系などがあり、実体色に干渉しながら、各真珠それぞれに異なる奥行きのある複雑な色合いを作り出します。この干渉色の美しさが真珠が宝石としての評価が高い理由となります。

 

調色の有無

真珠の持つ美しさを引き出すために、真珠の色合いをほんのわずかに整える調色を施すことがあります。人間で言うところのナチュラルメイクです。

一方、シミ抜きなどの最低限の処理を施すだけで調色作業を行わずに出荷される真珠は、無調色真珠と呼ばれます。無調色真珠は調色をしなくても美しい色合いを持つ真珠であり、ホワイトニング過多による加工傷が無ければ、人の手が少ない分だけ経年劣化が穏やかで長持ちします。

 真珠の色については、以下の記事でも紹介しています。
真珠の色の価値を見るべき「5点」とNGな色の選び方「4選」とは?真珠の色の加工技術まで徹底解説

3.巻き

真珠層の巻きの品質

真珠は核の周りに薄い真珠層がレンガのように幾重も巻くことによって生成されますが、この真珠層の厚さが「巻き」です。一般的なアコヤ真珠の場合、真珠層は厚さは0.4ミリ前後。養殖期間が一年を超えて2回の夏を過ごした越年パール(越し珠)では、0.6ミリになることもあります。

真珠を評価する時に「この真珠は巻きが良い」「しっかり巻いている」といった表現をすることがありますが、これは真珠層の巻きが厚いことを示唆しています。

巻きが厚いからと言って必ずしも光沢(テリ)や色合いの良い真珠であるとは限りませんが、巻きの厚さは真珠の耐久性も左右します。品質の高い真珠と呼ぶためには、アコヤ真珠であれば0.4ミリ以上、白蝶真珠や黒蝶真珠であれば0.8ミリ以上の巻きの厚い真珠であることが最低条件と言えるでしょう。

 

4.形

変形した真珠

真珠の形は、ラウンド、ニアラウンド、ドロップ、オーバル、バロック、ケシなどさまざまです。一般的な評価基準では、より完全な真円(パーフェクトラウンド)に近いものが高く評価され、形に歪みが多いほど評価は低くなります。

ただし、綺麗なペアシェイプ、バロック、サカナ型など、自然の力で偶然作り出された個性的な形の真珠は、真円ではなくても高く評価されることがあります。

 

5.光沢(テリ)

真珠の光沢(テリ)の品質

光沢(テリ)とは、真珠の表面から反射された光の強さであり、真珠の見た目の美しさを大きく左右する重要な評価項目です。真珠の光沢は、真珠の核を取り囲む真珠層(巻き)と密接な関係があり、巻きの厚さと緻密さが大切です。

真珠にあたった光は真珠層の内部に入り込み、幾重にも重なった真珠層の各層で反射が起こります。真珠層が規則的に、かつ緻密に並んでいるほど反射光が多くなり、内側から輝くような強い光沢が生まれます。真珠層が薄く不揃いであると、真珠層の内部で光が乱反射を起こし光沢は弱くなります。

 

6.傷(天然傷/加工傷)

真珠の加工傷

真珠は表面に傷やエクボなどがないものほど、高く評価されます。ただし、天然傷やエクボがあるから必ずしも品質が悪いというわけではなく、ごく小さな傷やエクボがあっても巻きや光沢(テリ)の優れた真珠は高く評価されます。傷やエクボが目立たないようにネックレスやイヤリングなどに仕立てると、リーズナブルな価格で品質の高い真珠を使用することが可能です。

ただし、シミ抜き、着色・染色、表層の研磨などの過程でついた加工傷は、真珠の耐久性を損ねる可能性があるため要注意です。真珠層のひび割れや表面のダメージから経年劣化しやすくなり、光沢も損なわれてしまうため、過度な加工が施された真珠は避けた方が無難です。

 

7.連相

真珠の連相の品質

自然の力で生成される真珠は、一珠ごとにサイズ、形、色、光沢(テリ)などが異なります。複数の真珠を使って一本のネックレスや一対のイヤリングに仕立てる時には、一珠一珠の品質の高さも大切ですが、真珠同士の調和が取れていることも重要です。

パールジュエリーにおいて真珠のサイズ、形、色相、光沢などの調和性を「連相」と呼びます。どんなに良質な真珠を使ってネックレスやイヤリングを組んでいても、真珠に均一性が取れていなければ、全体としてアンバランスで美しく見えません。連相良く仕上げるためには熟練した職人の技術が欠かせず、パールジュエリーの美しさを大きく左右します。

 

鑑定鑑別書や花珠真珠は高品質なのか?

花珠鑑別書

パールジュエリーを取り扱っているジュエリー店では、最高品質の花珠真珠と呼ばれる真珠や、鑑定鑑別書付きの真珠を見かけることがあります。「鑑定鑑別書付きの花珠真珠こそが最高品質」というイメージを持つ方も多いと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?

 

花珠真珠の意味は?

昨今の真珠市場では、高品質の真珠として花珠真珠という呼称が広く使われています。花珠とは、もともとは養殖業者や入札者の間で古くから使われていた言葉で、「多くの真珠の中からごく稀に見つかる、とび抜けて目立つ美しい真珠」を表すものであり鑑別名称ではありません。

しかし、「花珠真珠=最高品質」という認識が広がって花珠真珠を求める消費者が増えたことから、真珠販売店が積極的に鑑別機関を利用し、花珠真珠と評価された鑑定鑑別書付きの真珠が多く販売されるようになったのです。

 花珠真珠については、以下の記事でも紹介しています。
花珠真珠ネックレスは本当に最高品質?【花珠の鑑別書だけで買ってはいけない!】5つの理由とは

品質の判定基準は鑑別機関ごとにまちまち

花珠真珠であるかどうかは、複数ある鑑別機関が独自に定めた評価基準に基づいて決められます。花珠真珠であるかどうかの基準は鑑別機関によって異なるため、ある鑑別機関では最高品質の花珠真珠と評価された真珠でも、他の鑑別機関ではそうではないと判断されることも少なくありません。

そもそも、真珠にはダイヤモンドの4Cのような明確で世界共通の評価基準はなく、ダイヤモンド以外の宝石には鑑定書は発行されないのが宝石業界のルールです。ダイヤモンド以外の宝石には鑑別書が発行されますが、鑑別書では宝石名・鉱物名・重さなどの検査で得た科学的なデータをもとに発行されるもので、品質評価は含まれません。

「花珠鑑別書付き真珠」だから高品質であると印象付けようとする販売方法は、消費者の誤解を招くものと言わざるを得ません。

 

品質の高い真珠の選び方

真珠の選び方

冠婚葬祭でも活躍する真珠のジュエリーは、流行に左右されることなく長年使い続けられる不朽の価値があります。定番ジュエリーだからこそ品質の高いものを厳選して、人生の大切な場面で自信を持って着用でき、さらに娘や孫娘へと譲り渡していける品を選びたいものです。

パールジュエリーを販売する宝飾店は多く、アコヤ真珠のパールネックレスと一口に言っても、2万円前後の廉価なものから数百万円する高価なものまで、価格の幅は広く品質もまちまちです。数あるパールジュエリーの中から長く愛用できる高品質のものを選ぶためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?品質の高い真珠の選び方を解説します。

 

産地で選ぶ

海で育まれる真珠は気候や地形に影響を受けやすく、産地によって品質や見た目の印象に大きな違いがあります。真珠の種類によって良質の真珠が採れる産地は異なるため、真珠選びでは産地が品質の高さの指標となります。

アコヤ真珠は四季による寒暖差のある日本の海で育つことで繊細な輝きを持つ美しい真珠が育ちます。養殖アコヤ真珠の名産地として知られるのは、伊勢志摩、宇和島、壱岐・対馬の3カ所です。日本は世界におけるアコヤ真珠の主要国なので、「アコヤ真珠=国産」というイメージが強いですが、中国の一部でもアコヤ真珠が養殖されています。

アコヤ真珠を購入する場合は、日本産のアコヤ真珠を選びましょう。白蝶真珠ならオーストラリア北部海域、芸術的な輝きを持つゴールデンパールはフィリピン、神秘的な色合いの黒蝶真珠はタヒチ産がおすすめです。

 

巻きの厚い真珠を選ぶ

真珠の品質を決める要素の中で、特に重要視したいのが巻きです。巻きの厚い真珠は耐久性が高く、経年による衰えが少なく長持ちします。また、真珠層の緻密さや厚さは真珠の光沢(テリ)や干渉色も左右します。巻きの厚さが全てではありませんが、真珠層が緻密かつ整然と厚く巻かれた真珠は、より美しい干渉色や光沢(テリ)を持っています。

 

過度な調色(染色・着色)をされた真珠は避ける

調色か無調色かは、真珠の加工の仕上げ方法を示すものであり、調色された真珠だからと言って必ずしも品質が劣るわけではありません。

しかし、無調色で販売される真珠はありのままで美しい珠が選ばれているため、必然的に品質が高い真珠であることが多いです。一方、過度な調色、つまり染色や着色が施されている真珠は加工傷があったり、ありのままでは品質が劣る部分を隠しているケースも少なくありません。

ただし、過剰なホワイトニングによって無理やり作られた無調色真珠は、真珠層の荒れや割れを引き起こし、真珠の耐久性に影響を及ぼしています。

調色でも無調色でも加工傷のある真珠は、着用や保管しているうちに退色や変色、光沢(テリ)の衰えなど、劣化スピードが早く選んではいけない真珠といえます。

 

ブランドで選ぶ

確実に高品質のパールジュエリーが欲しい場合は、ブランドで選ぶという方法がおすすめです

MIKIMOTOやTASAKIといった国内最高峰のブランドでは、真珠の養殖から加工まで一貫して自社で行っており、品質の高さは世界的にも認められています。また、ティファニーやヴァンクリーフ&アーペルような世界的なジュエラーも、独自の高い基準で最高品質の真珠のみを厳選して使用しているため安心です。

国内外の最高峰のジュエリーブランドでなくても、(一社)真珠振興会認定パールシニアアドバイザーなど真珠のプロが在籍する真珠専門店も信頼できます。ハイブランドのジュエリーよりもリーズナブルな価格で、上質のパールジュエリーを手に入れることが可能です。

 

『ERIS VELINA』は高品質の真珠をリーズナブルな価格で提供

『ERIS VELINA』は、真珠の街「神戸」を拠点とする真珠専門ブランドです。無調色真珠にこだわり、上品な輝きのアコヤ真珠や、ゴージャスで存在感のある白蝶真珠やゴールデンパール、神秘的な輝きを放つ黒蝶真珠など、さまざまな種類の真珠を使った上品なジュエリーを取り揃えています。

品質の高い真珠は世代を超えて長年使い続けられる財産となります。結婚式やお葬式、子供の成長を祝うイベントや学校行事など、女性の人生の重要なシーンで自信を持って着用できるパールジュエリーを、ぜひ『ERIS VELINA』で見つけてください。

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