アレキサンドライトの色が変わる理由や石言葉・価値を専門家が徹底解説

【6月の誕生石】アレキサンドライトとは?色が変わる理由や石言葉・価値を専門家が徹底解説

アレキサンドライトは、真珠とムーンストーンと並ぶ第3の6月の誕生石として、2021年に新たに加えられた宝石です。

太陽光の下ではエメラルドのような青緑色、白熱灯の下ではルビーのような情熱的な赤紫色へと、劇的に色を変える変色効果を持つ宝石で、世界三大希少石の一つに数えられています。

今回の記事では、鮮やかな色合いと劇的な変色が魅力的なアレキサンドライトについて解説します。

アレキサンドライトの鉱物的な特徴、アレキサンドライトが発見された歴史や名前の由来、石言葉などを詳しくご紹介します。アレキサンドライトという宝石について深く知りたい方、一生モノのジュエリーとしてお探しの方はぜひご一読ください。

なお、6月誕生石「真珠」についてはこちらで詳しく解説しています。▶︎【6月の誕生石】は真珠(パール)が代表的!ムーンストーン・アレキサンドライトの意味・効果・浄化法

目次

アレキサンドライトとは、どんな宝石?

ラウンドシェイプのアレキサンドライト

アレキサンドライトは、2021年の誕生石改訂で真珠やムーンストーンと同じ6月の誕生石に加えられた宝石なので、どのような宝石かよく知らないという方も多いかもしれません。

アレキサンドライトはクリソベリル(金緑石)という鉱物の一種です。クリソベリルは本来、黄色~黄緑色をした宝石で、モース硬度8.5という非常に高い硬度と優れた輝きを持つのが特徴です。

クリソベリルの中でも、光の種類によって青緑~赤紫色に変色するミステリアスな変色効果を示すものが「アレキサンドライト」と呼ばれています。まずは、アレキサンドライトがどのような宝石なのかを詳しく解説します。

 

アレキサンドライトの鉱物的な特徴

アレキサンドライトはクリソベリル(金緑石)という鉱物の一種で、ベリリウムとアルミニウムからなる酸化鉱物です。

通常のクリソベリルは黄色~黄緑色をしていますが、クロムやバナジウムといった微量元素が偶然含まれることで、アレキサンドライト特有の青緑~赤紫色に色が劇的に変化する変色効果が生まれます。

鉱物名 クリソベリル
化学式 BeAl₂O₄
日光のもとでは青緑色、白熱光下では赤紫色
屈折率 1.746〜1.755
モース硬度 8.5
比重 3.73

 

「昼はエメラルド、夜はルビー」と呼ばれる理由

オーバルシェイプのアレキサンドライト

アレキサンドライトが他の宝石と異なる最大の特徴は、光の種類によって色が劇的に変化する変色効果です。自然光(太陽光)や青白い蛍光灯が当たると青緑~深い緑色に、人工光(白熱灯・ロウソクの灯りなど暖色系の光)が当たると赤紫~赤色に見えます。

昼間の太陽光の下ではエメラルドのような緑色に、夜のロウソクの灯りの中ではルビーのような赤色に見えることから、「昼はエメラルド、夜はルビー」と呼ばれるようになりました。この特有のドラマチックな変色効果は、アレキサンドライト効果とも呼ばれています。

 

「皇帝の宝石」とも呼ばれる高い希少性と価格

アレキサンドライトは産出量が極めて少なく、希少価値が大変高いことから、パライバトルマリンやパパラチアサファイアに並ぶ「世界三大希少石」のひとつに数えられています。エメラルドやルビーなどの世界四大宝石に加わり、「世界五大宝石」に数えられることもあります。

特に1カラットを超える大粒のものは非常に珍しく、変色効果が鮮やかな高品質なものは「宝石の王様」と呼ばれるダイヤモンドを凌ぐほどの高額で取引されることもあります。歴史的にもロシア皇帝と深いかかわりがあり、その希少性や価値の高さから「皇帝の宝石」と呼ばれることもあります。

 

優れた耐久性

アレキサンドライトはモース硬度8.5と、ダイヤモンド、ルビー、サファイアなどに次ぐ高い硬度を持つ宝石です。日常生活の中での衝撃や摩擦で傷つくことはほとんどないため、日常的に身につけるお守りジュエリーや婚約指輪としても非常に優れています。

 

特に希少価値の高いアレキサンドライトキャッツアイ

アレキサンドライトの中で、「昼はエメラルド、夜はルビー」と呼ばれる変色効果と、猫の目のように一筋の光が浮かぶキャッツアイ効果を併せ持つものは、アレキサンドライトキャッツアイと呼ばれています。

二つの奇跡的な現象が同時に現れるものは大変珍しく、特に希少性の高い宝石として高額で取引されています。

 

アレキサンドライトの歴史・名前の由来・産地

ロシア・ウラル山脈

「世界三大希少石」や「世界五大宝石」にも入る程、希少価値の高い宝石ですが、古代より奇跡として珍重されてきたエメラルドやダイヤモンドなどに比べると、アレキサンドライトの歴史は浅く、一般的な認知度も低めです。

ここからは、アレキサンドライトの歴史と名前の由来、主な生産地をご紹介します。

 

アレキサンドライトの歴史と名前の由来

初めて発見されたのは今から約200年前の1830年、ロシア・ウラル山脈東側のエメラルド鉱山でのことでした。日光の下ではエメラルドグリーンに、夜のロウソクの灯りの下ではルビーのように輝く美しいその宝石は、ロシア皇帝ニコライ1世に献上されました。

献上された日が皇帝の長男アレクサンドル2世の誕生日だったことから、「アレキサンドライト」という名前が付けられました。緑と赤は当時のロシア帝国を象徴する軍服の色でもあったことから、一族や貴族の間で「皇帝の宝石」として熱狂的に愛されました。

 

アレキサンドライトの主な産地

発見されたロシアの鉱山では現在ほとんど採掘されておらず、現在市場に流通している高品質のアレキサンドライトの多くはブラジル産です。

ミナスジェライス州のヘマチタ鉱山が有名で、高い透明度と鮮やかな変色効果が特徴です。その他、スリランカ産は大粒の原石が産出されることが多いものの、変色はやや穏やかな傾向にあります。

 

アレキサンドライトの人気ジュエリー

アレキサンドライトの指輪

「皇帝の宝石」としてかつてロシアの皇族や貴族を魅了したアレキサンドライトは、どのように身に付けられているのでしょうか?アレキサンドライトのおすすめのジュエリータイプをご紹介します。

 

アレキサンドライトのリング

硬度の高いアレキサンドライトは傷つけるリスクが少なく、指輪としても楽しみやすい宝石です。光の種類によって変わる色合いを、自分自身の視線で一番楽しめるのもリングならではの魅力です。

 

アレキサンドライトのネックレス

赤~緑と変色するアレキサンドライトは、プラチナやゴールドなどあらゆる金具に似合い、胸元でミステリアスな輝きを放ちます。

【専門家からのアドバイス】

アレキサンドライト単体でも美しいですが、真珠(パール)やダイヤモンドなどのホワイト系の宝石と合わせると、色の対比がより際立ちます。特に、内側から奥深いテリを放つアコヤ真珠との組み合わせは、互いの気品を引き立て合う素晴らしい相性です。

 

アレキサンドライトのピアスやイヤリング

光によって色を変える神秘的な輝きは、ピアスやイヤリングにも人気です。小粒でも存在感が抜群で、耳元に華やかさと深みを加えてくれます。

 

アレキサンドライトの石言葉や効果

スクエア・オーバル・ラウンドシェイプのアレキサンドライト

花にはその花を象徴する花言葉があるように、宝石にもそれぞれ石言葉があります。石言葉は、その宝石の持つ歴史、神話や伝承、色や輝きなどから、その石に込められた意味や祈りを象徴する言葉です。

ここからは、神秘的な色合いで人々を魅了するアレキサンドライトの石言葉や効果を詳しく解説します。

 

アレキサンドライトの石言葉

アレキサンドライトの石言葉は、「秘めた想い」「高貴」「誇り」「情熱」「安らぎ」「二面性」などです。劇的に色を変えるミステリアスさや、「皇帝の宝石」としての歴史的な価値の高さを感じさせる言葉が多くあります。

 

パワーストーンとしてのアレキサンドライトの効果

エメラルドの緑色からルビーの赤紫へと色が変わる特殊性から、変容や調和を象徴するパワフルな効果のある宝石と言われています。

  • 変化への適応:二つの異なる要素の統合を象徴し、周囲の変化を受け入れ柔軟に対応する力を与えてくれます。
  • 感情のバランス:緑(癒し)と赤(情熱)という相反する色を持つことから、感情のバランスを整える効果があると言われています。
  • 直感力と決断力の強化:身に付ける人に自信を与え、自分の信念を貫く強い決断力をサポートします。

アレキサンドライトに関するよくある質問(FAQ)

カラーチェンジするアレキサンドライト
Q. アレキサンドライトはなぜ高いのですか?

A. 産出される鉱山が世界でも極めて限定的であり、美しい変色効果と高い透明度を併せ持つ原石がほとんど採掘されないためです。需要に対して供給が圧倒的に少なく、世界三大希少石に数えられるほどの希少価値が価格に反映されています。

Q. あまりにも安いアレキサンドライトがあるのはなぜですか?

A. 非常に安価で販売されているものは、人間が科学的に作り出した「合成石(ラボグロウン)」や、変色効果を模したガラス、あるいはカラーチェンジがほとんど見られない低品質の天然石である可能性があります。信頼のおけるお店で買うことを推奨します。

Q. どんな光でも色が変わりますか?LEDではどう見えますか?

A. アレキサンドライトは「光の波長」に反応します。太陽光には青緑に見え、白熱灯やロウソクのような暖色光の下では赤紫になります。しかし、一般的な白いLED照明の下では、太陽光と同じく青緑色(またはやや青みがかった色)に見えることが多く、白熱灯のような劇的な赤への変化は起こりにくい特徴があります。

Q. 価値が高いアレキサンドライトの色は?

A. 日光下で「鮮やかなエメラルドグリーン」、白熱灯下で「鮮やかなルビーレッド(赤紫)」へと、色の変化(カラーチェンジ)の度合いが大きく、かつ濁りのない透明度の高い石ほど価値が高くなります。

 

誕生石ならクワイエット・ラグジュアリーな「ERIS VELINA」がおすすめ

誕生石ならERIS VELINA

「皇帝の宝石」と呼ばれるアレキサンドライト。ご自身や大切な方の誕生月を祝うなら、同じく6月の誕生石である「真珠」と組み合わせたジュエリーがおすすめです。

希少なアレキサンドライトは華美でゴージャスなデザインに施されるのが一般的ですが、神戸の真珠専門店『ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)』がご提案するのは、あえて装飾を削ぎ落とした「クワイエット・ラグジュアリー」なスタイル。

丁寧な前処理のみで本来の輝きを引き出したプリンセスサイズ(直径8mm)のアコヤ真珠に、直径2mmのアレキサンドライトを静かに添えました。光によって色を変えるミステリアスな輝きが、無垢な真珠の気品をさらに引き立てます。

生まれ月の誕生石ジュエリーは、身に付ける人を守るお守りとして、大切な女性へのプレゼントに大変人気があります。

ひと目で分かる派手さではなく、良質な素材を知る人にだけ伝わる洗練された輝き。カジュアルからビジネスまで、どのような装いにも静かに寄り添う贅沢を、ぜひオンラインストアでご体感ください。

【誕生石コレクション】

 

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