真珠取り出し体験ができる水族館はどこ?

真珠取り出し体験ができる水族館13選!パールアクセサリー作りワークショップも開催

アコヤ貝を自分で開いて本物の真珠を取り出す真珠の取り出し体験は、大人も子どもも楽しめる人気のアトラクションです。

自分で取り出した世界に一つだけの真珠は、そのまま持ち帰ることもできますが、オリジナルのアクセサリーに加工してもらうことも可能です。

今回の記事では、真珠の取り出し体験の一般的な流れや料金相場、真珠の取り出し体験やオリジナルアクセサリーを作ることができる全国の水族館をご紹介します。

水族館を訪れる際には、ぜひ真珠の取り出し体験に挑戦してみてください。

目次

著者名

執筆・監修「吉木 大雄」

1981年生まれ。関西学院大学在学中、ウェディング業界で4年間のアルバイトを通じて、冠婚葬祭やフォーマルな装いの重要性を学ぶ。さらに、大学卒業後、真珠や着物などフォーマル分野でキャリアをスタートし、20年以上にわたり専門性を追求してきた。

現在は、株式会社TradStyleの代表取締役として、真珠ジュエリーブランド「ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)」「ERILISS(エリリス)」「えり正呉服店」を運営。

専門資格として、「パールシニアアドバイザー」「ジュエリーコーディネーター」「ジュエリーリモデルカウンセラー」「相続診断士」「パーソナルカラーアナリスト」を取得。

これらの資格を活かし、顧客一人ひとりに寄り添ったコーディネート提案やジュエリーの価値を高めるリモデル相談を行っている。また、パールシティ神戸協議会の協議委員として、神戸の真珠産業や文化の普及活動にも尽力している。

水族館で真珠取り出し体験ができる!

水族館で真珠取り出し体験

真珠の取り出し体験は、本物のアコヤ貝の殻を自分で開き、アコヤ真珠を取り出すことができるというワークショップです。

取り出した真珠は、漂白や調色のされていない正真正銘の無調色アコヤ真珠!そのままお持ち帰りできますが、その場でオリジナルアクセサリーに加工してもらうこともできます。

真珠取り出し体験は真珠の名産地でよく行われていますが、全国の水族館でも体験できます。大人から子供まで楽しめて、お土産の真珠も手に入れられるアトラクションとして人気があります。

 

真珠取り出し体験の流れ

真珠取り出し体験の流れをご紹介します。

1.貝を選ぶ

まずは貝選びです。水槽や桶に入ったアコヤ貝の中から、参加者自ら好きなアコヤ貝を選びます。真珠取り出し体験に使われているアコヤ貝のほとんどは、九州や四国の産地から直送された国産養殖アコヤ貝です。

2.真珠を取り出す

選んだアコヤ貝をバターナイフなどを使って開いていきます。貝柱を押し切るようにバターナイフを動かしていくと、アコヤ貝がパカっと開きます。開いた貝の中に隠れているアコヤ真珠を、ピンセットで取り出します。

3.アクセサリーに加工

取り出した真珠はそのままお持ち帰りできますが、追加料金でアクセサリーに加工してもらうこともできます。

ネックレス、ピアス、指輪など、自分で取り出した真珠を使ったオリジナルのアクセサリーが作れます!真珠の取り出しにかかる所要時間は、約5~10分です。アクセサリーに加工してもらう場合は、約30分~1時間程かかります。

 

真珠取り出し体験の料金の目安

水族館で真珠取り体験をする場合、水族館の入館料に加えて、体験料として1,000円~1,200円かかります。

取り出した真珠をアクセサリーに加工してもらう場合は、1,000~3,000円程度の加工料金が別途かかります。

 

真珠取り出し体験ができる水族館13選

真珠取り出し体験ができる水族館

真珠取り出し体験ワークショップは、多くの水族館で開催されています。ここからは北海道から沖縄まで、全国で真珠取り出し体験ができる水族館をご紹介します。

 

1.登別マリンパークニクス(北海道)

北海道の登別にある登別マリンパークにクスは、デンマークの水上城郭をイメージして作られたニクス城の中にある、北海道最大級の水族館です。

「北欧ロマンと海洋ファンタジー」をテーマにしており、約400種類2万点の海の生き物と出会えます。

南海のサンゴ礁に住む色鮮やかな熱帯魚が泳ぐ高さ8mの巨大タワー水槽、海の中にいる気分になれるアクアトンネル、北海道最大級のクラゲの水槽など可愛らしいペンギンのパレードなど、見どころの多い水族館です。

真珠取り出し体験は、ニクス城の3階アクアギャラリー内で毎日行われております。

 

2.新さっぽろサンピアザ水族館(北海道)

新さっぽろサンピアザ水族館は、JR新札幌駅から徒歩3分という好立地にあるコンパクトな都市型水族館です。

大型ショッピングセンターに隣接しているので、買い物や外食のついでに水族館も楽しめるアクセスの良さが魅力。北海道の海から南国のサンゴ礁やアマゾンまで、幅広いエリアの海水魚、ペンギン、ゴマフアザラシなど、約200種類10,000匹を展示しています。

 真珠の取り出し体験は常設のアトラクションではなく、限定期間で行っています。詳しい開催時期については公式サイトをご確認ください。

 

3.仙台うみの杜水族館(宮城県)

仙台うみの杜水族館は、三井アウトレットパーク 仙台港に近い高砂中央公園内にある水族館です。

約300種類50,000匹を展示する東北地方最大規模を誇る水族館で、三陸の海を再現した幅14mx水深7.5mの巨大水槽や、約1000人収容できるスタジアムでのイルカやアシカのショーなどが人気です。

真珠取り出し体験は、2階の「世界のうみゾーン」の入り口で常時開催されています。

 

4.アクアワールド・大洗(茨城県)

アクアワールド・大洗は、太平洋を臨む格好のロケーションを誇る国内最大級の水族館です。大洗沖に住む太平洋の魚貝類から世界中の海や川の生物まで、約580種68,000匹の生き物を展示しています。

特に水族館のロゴやキャラクターにもなっているサメの展示に力を入れており、約60種類ものサメが飼育されています。 真珠取り出し体験は、6階の「なごみの海ゾーン」にあるカワウソ水槽の近くで毎日開催されています。

 

5.しながわ水族館(東京都)

しながわ水族館は、しながわ区民公園内にある水族館です。東京湾の魚や生物などを展示している「海面フロア」や巨大なトンネル水槽のある「海底フロア」などに、約530種13,000匹の海や川の生き物が展示されています。

イルカ、アシカ、アザラシなどの海獣たちのダイナミックなショーが行われており、家族連れに大人気です。 真珠取り出し体験は、地下1階「海底フロア」の「イルカの窓」近くで行われています。

 

6.新江ノ島水族館(神奈川県)

藤沢の湘南海岸公園内にある新江ノ島水族館は、1954年に日本の近代的水族館の第1号として開館した江ノ島水族館を前身とする歴史のある水族館です。

2007年に新江ノ島水族館としてオープンしましたが、現在も「えのすい」という通称で親しまれています。

約90種、2万匹の魚が泳ぐ「相模湾大水槽」や、40種以上のクラゲを展示している「クラゲファンタジーホール」、間近で観察できるウミガメやカピバラなど、見どころが豊富です。

真珠取り出し体験は、2階の「相模湾ゾーン」で常時開催されています。

 

7.越前松島水族館(福井県)

越前松島水族館は、世界三大奇勝の一つに数えられる東尋坊から車で5分程の距離にある水族館です。「みて・ふれて・楽しく学べる、体験・体感型」をテーマにした水族館で、海の生物とのふれあいが体験できる展示が魅力です。

サメ・エイ・ヒトデ・ナマコなどに直接触れる「ふれあい館」、アザラシとのふれあい体験ができる「アザラシプール」、海の生き物と一緒に遊ぶことができる「じゃぶじゃぶ海水プール」など、貴重な体験ができるアトラクションが豊富です。 

真珠取り出し体験も常時開催されており、体験型・ふれあいイベントの一つとして人気があります。

 

8.名古屋港水族館(愛知県)

名古屋港水族館は、名古屋港ガーデン埠頭にある日本最大級の面積を誇る水族館です。

北館と南館に分かれており、北館にはイルカやシャチのダイナミックなパフォーマンスが楽しめる約3,000人収容のメインプールや、ベルーガを展示している「オーロラの海」、陸地で暮らしていた哺乳類からクジラへ進化する過程を展示した「進化の海」などがあります。

南館には、グレートバリアリーフをモチーフにした「サンゴ礁の大水槽」や、マイワシのトルネードが見られる「黒潮大水槽」、水深200メートル以上の海域に暮らす生き物「深海ギャラリー」などがあります。

真珠取り出し体験は、南館2階にて常時開催されています。名古屋港水族館の年間パスポートを持っている方は、体験料200円割引で真珠取り出し体験ができます。

 

9.átoa(アトア)(兵庫県)

アトアは、 2021年に神戸ポートミュージアム内に誕生した劇場型アクアリウムです。アクアリウムとアートを融合した新感覚の水族館で、デジタル技術や空間演出を活用し、五感で生き物や空間を感じられるのが特徴です。

国内最大を誇る球体の水槽、水面を歩いているかのようなガラス床の水槽など、独創的な展示で子供から大人まで楽しめる施設となっています。

アトアでの真珠取り出し体験は期間限定で、2階「MARINE NOTE」エリアで開催されています。詳しい開催期間については、アトアの公式サイトでご確認ください。

 

10.四国水族館(香川県)

瀬戸大橋のたもとに位置する瀬戸内海に面した四国水族館は、「四国水景」をテーマにした水族館です。

瀬戸内海エリア、太平洋エリア、清流・湖畔エリアに分かれており、約400種、14,000点の生物を収蔵しています。イルカの泳ぐ海豚ホールでは、瀬戸内海に沈む夕日が作る美しい夕暮れも楽しめます。

カフェで提供している宇多津塩や瀬戸内産のオリーブ、愛媛の温州みかんを使ったご当地ソフトクリームも人気です。

四国水族館の真珠取り出し体験は、本館棟1階出口横スペースで行っています。 

 

11.市立しものせき水族館海響館(山口県)

しものせき水族館海響館は、2025年8月にリニューアルオープンしました。下関はフグが名産品で、海響館では世界最大級の100種類以上のフグのコレクションを展示しています。

「フンボルトペンギン特別保護区」では、フンボルトペンギンの生息地であるチリ・アルガロボ島の環境を再現。世界に数体しか存在しないシロナガスクジラの全身骨格標本も展示しており、見どころが豊富です。

真珠の取り出し体験は1階キッズコーナーで常時開催されており、真珠が産まれる瞬間のワクワクと感動を体験できます。

  • 開催時間:9:30~17:00
  • 受付・開催場所:海響館1階キッズコーナー横
  • 料金:1,000円(税込)
  • URL:https://x.gd/0tFWy

 

12.海の中道マリンワールド(福岡県)

海の中道マリンワールドは、福岡市の海の中道海浜公園内にある水族館です。

東シナ海、太平洋、日本海、瀬戸内海の4つの海に囲まれた九州の海を再現した「九州の近海」や、80種2万匹以上の魚が回遊する水深7mのパノラマ大水槽「九州の外洋」など、見どころが豊富です。

博多湾を背景とした見晴らしのいいショープールでは、イルカやアシカのダイナミックなパフォーマンスが見られます。

真珠の取り出し体験ワークショップは、2階のセンターガーデン付近で期間限定で行われています。詳しい開催時期については、海の中道マリンワールドの公式サイトでご確認ください。

 

13.DMMかりゆし水族館(沖縄県)

DMMかりゆし水族館は、豊崎美らSUNビーチが目の前にあるショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」2階直結の水族館です。

やんばるの森をイメージした「やんばるの森」、さまざまなフクロウたちを観察できる「カフーの森」、優雅に水中を泳ぐペンギンを間近で見られる「ペンギンぐすく」など、コンパクトにさまざまな生き物を観察できます。

「ちゅらみなも」では、床一面が透明なガラス張りになっており、水深約6mの大水槽を上部から眺められます。

真珠取り出し体験は、2階エントランス付近で常時開催されています。

 

真珠取り出し体験の魅力

真珠取り出し体験

真珠取り出し体験のワークショップを開催している水族館は、北海道から沖縄まで全国にあります。ここからは、真珠取り出し体験の魅力をお伝えします!

 

大人から子供まで楽しめる

真珠取り出し体験の最大の魅力は大人から子供まで楽しめることです。

「アコヤ貝を自分で開く」というと、ナイフを使った危険な作業のように聞こえますが、真珠取り出し体験で使うナイフは鋭利ではないバターナイフです。大人が見守っていればお子さんでも十分に自分の力で開けることが可能です。

また、大人にとっても真珠取り出し体験はワクワクできる体験です。お土産として取り出したばかりの真珠を持ち帰れるし、ネックレスやブレスレットなどに加工してもらうこともできるので、デートにもおすすめです!

 

所要時間がかからず予約も不要

真珠取り出し体験にかかる所要時間は、約5~10分と短いのも魅力のひとつです。水族館を見学する時間を犠牲にする必要がなく、短時間で思い出に残る特別な体験ができます。

また、多くの水族館では事前予約をする必要がなく、当日になって時間に余裕があったら、ふらりと立ち寄って真珠取り出し体験ワークショップに参加できます。

 

色、形、大きさが異なるさまざまな真珠が出てくる

真珠取り出し体験は、「どんな真珠が出てくるか分からない」というスリル感が味わえます。

真珠取り出し体験に使われている真珠貝はアコヤ貝ですが、アコヤ真珠と一口に言っても、ホワイト、ピンク、クリーム、ブルーと色合いはさまざまです。

さらに、形や大きさ、光沢、天然きずの状態もさまざまで、個性豊かなバロックパールが出てくることも!ごく稀ですが、大変長い尾びれがついてた魚の形をした真珠が出てくる可能性もありますよ。

 

魚の形をしたエシカルジュエリー「おさかな真珠」とは

真珠に一粒一粒に形や色の個性があるというのは、母貝の中で育まれて作られている真珠の最大の魅力ではないでしょうか?

「おさかな真珠」は、そんな個性豊かな真珠の中でも特にユニークな存在です。

 

変形真珠の特性と従来の評価

養殖真珠では真円にならず、「おさかな真珠」のように変形してしまう真珠が出てくることがあります。実は、変形しているということは、それだけ真珠層がよく巻いている証拠でもあります。

しかし、その多くは色テリ(色と光沢)が良くないため「商品価値が低い」とされ、特に尾ひれのような突起がついた真珠は、そのユニークな形のままでは活用されてきませんでした。

 

カットされ廃棄されてきた「尾ひれ」

従来、このような突起がついた真珠は、その「尾ひれ」部分をカットされていました。カットされた尾ひれ部分は廃棄されてしまいますが、その尾ひれ自体も虹色に輝く美しい真珠層(宝石)です。

一方、残った本体(スリークォーター)のうち、色テリの良いものだけが指輪やペンダントなどに活用されてきました。

 

おさかな真珠は注目のエシカルジュエリー

このように、従来はカットされ廃棄されてきた「おさかな真珠」ですが、その愛らしい形をそのまま活かしたエシカルで個性的なジュエリーとして近年注目されています。

変形真珠で色と光沢(テリ)が良いものは、丸い真珠と同様にごく稀であり、非常に希少価値があります。中には、真珠層が厚巻きである特性上、丸い真珠よりも素晴らしい色テリを放つものさえ存在します。

おさかな真珠は真珠が養殖される過程で偶然作られたもので、同じ形のものを作ろうと思っても再現できるものではありません。世界に一つだけという唯一無二の形だからこそ、新しい価値を見出されて人気を集めています。

 

おさかな真珠を探すならERIS VELINAへ

水族館で真珠の取り出し体験についてご紹介しましたが、アコヤ貝を自分の手で開けて真珠を取り出すという体験を通じて、母貝の中で美しい真珠が作り上げられる神秘も感じていただけるでしょう。

真珠は一粒ごとに色合いや形が微妙に異なり、中には突起があったり、尾ひれが付いている珍しい形のものもあります。

従来は形を整えるためにカットされていたような歪な真珠も、オンリーワンの形を活かしたユニークなジュエリーとして楽しめます。

グッピー、ふぐ、おたまじゃくし、クリオネ、ベタなど、一つ一つが個性的で愛らしい「おさかな真珠」のペンダントも数多く取り扱っておりますので、ご興味のある方はぜひエリスヴェリーナにご相談ください。

 

【その他、おさかな真珠について】

おさかな真珠の販売ページは▶︎おさかな真珠®️特集

おさかな真珠とは▶︎おさかな真珠®️とは?廃棄されていた「鬼バロック真珠」がサスティナブルなジュエリーに大変身

エシカルジュエリーとは▶︎エシカルジュエリーとは?サスティナブルな「真珠の魅力」と「真珠養殖」をエシカル消費から考える

おさかな真珠の短編物語▶︎七色に輝く涙の宝石「おさかな真珠とメロの海」

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