50歳のお祝い「早寿(そうじゅ)」の祝い方

50歳のお祝い「早寿(そうじゅ)」の祝い方は?お祝いの注意点と喜ばれるプレゼントの選び方

目次

長寿祝いというと60歳を祝う還暦や70歳を祝う古希がよく知られていますが、50歳も大切な節目として長寿祝いがあるのをご存知でしょうか?

産まれてちょうど半世紀の50歳という人生の大きな節目を祝う長寿祝いは、「早寿(そうじゅ)」と呼ばれています。

この記事では、早寿の由来やお祝いの仕方、お祝いでの注意点を解説。また、早寿の方に喜ばれやすいおすすめのプレゼントも紹介します。

なお、その他の長寿祝いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。▶︎【長寿祝い一覧】年齢ごとの名称・由来・テーマ色を徹底解説!お祝いの仕方やおすすめのプレゼントとは

吉木大雄

執筆・監修「吉木 大雄」

1981年生まれ。関西学院大学在学中、ウェディング業界で4年間のアルバイトを通じて、冠婚葬祭やフォーマルな装いの重要性を学ぶ。さらに、大学卒業後、真珠や着物などフォーマル分野でキャリアをスタートし、20年以上にわたり専門性を追求してきた。

現在は、株式会社TradStyleの代表取締役として、真珠ジュエリーブランド「ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)」「ERILISS(エリリス)」「えり正呉服店」を運営。

専門資格として、「パールシニアアドバイザー」「ジュエリーコーディネーター」「ジュエリーリモデルカウンセラー」「相続診断士」「パーソナルカラーアナリスト」を取得。

これらの資格を活かし、顧客一人ひとりに寄り添ったコーディネート提案やジュエリーの価値を高めるリモデル相談を行っている。また、パールシティ神戸協議会の協議委員として、神戸の真珠産業や文化の普及活動にも尽力している。

 

早寿(そうじゅ)は何歳の長寿祝い?

早寿(そうじゅ)は何歳の長寿祝い?

早寿(そうじゅ)は還暦に先立つ50歳の節目を祝う長寿祝いです。

長寿祝いというと一般的には満60歳を祝う還暦から始まり、70歳の古希や80歳の傘寿へと続く印象があるため、「早寿の存在を知らなかった」という人も多いのではないでしょうか?

早寿の由来や歴史、テーマカラー、海外での50歳のお誕生日のお祝いの仕方などを解説します。

 

早寿の由来・歴史

還暦や古希などの長寿祝いはもともと、年配の方を敬う儒教の精神に基づいており、中国から日本へ奈良時代に伝わりました。

古代中国の長寿祝いは「賀寿」と呼ばれており、かつては40歳からが長寿とされていました。日本でも四十賀、五十賀、六十賀と、10年ごとにお祝いする風習が貴族の間で生まれました。

時代と共に平均寿命が延びると、40歳や50歳の「賀の祝い」はあまり祝われなくなり、現代では満60歳の還暦からお祝いをするのが定着しています。50歳は「人生100年時代の折り返し地点」でもあり、特別な節目の誕生日なので、しっかりお祝いしたいものです

 

早寿祝いのテーマカラーは「青色」

還暦は赤、古希や喜寿は紫、傘寿や米寿は黄色・金色と、長寿祝いにはそれぞれテーマカラーがありますが、早寿のテーマカラーは「青色」です。

青色は「生命の源である海」や「体に必要な水」をイメージさせる色で、長生きや健康を願う意味が込められています。

また、青色は清涼感・爽やかさ・清潔感といった印象を与える色でもあり、まだまだ現役でフレッシュさのある50歳の方に相応しいテーマカラーです。

 

海外でも50歳は特別な誕生日

海外でも50歳のお誕生日は、「half a century birthday(半世紀の誕生日)」として盛大にお祝いされています。

アメリカでは50歳は「Over the hill」として盛大にお祝いされますが、「Over the hill」とは「人生ここからは下り坂」「人生の盛りを過ぎた」という意味。

50歳を迎えた方を冷やかして老人用の杖や老眼鏡をプレゼントしたり、お墓や骸骨を使ったデコレーションをしたりなど、ユーモアたっぷりにお祝いします。

イギリスでも50歳から長寿祝いが始まり、10年ごとに長寿祝いをします。ちなみに100歳を迎えた人には、女王からお祝いのお手紙が届くそうです!

 

早寿はどうお祝いする?おすすめのお祝いの仕方を解説

50歳の早寿はどうお祝いする?

配偶者や親が早寿を迎える場合、どのようにお祝いをすれば良いのか迷ってしまう方も多いかもしれません。

早寿祝いは、還暦や古希のお祝いのように「テーマカラーのちゃんちゃんこを着る」や「祝い膳を囲む」といった風習はなく、本人の意向に合わせて自由にお祝いができます。ここでは、早寿の典型的なお祝いの仕方をご紹介します。

 

食事会を開く

早寿のお祝いの仕方で最も一般的なのが、家族や親しい友人を集めて食事会をすることです。食事会を開催する場所は本人の自宅やレストランなど、特に決まりはありません。

配偶者や親しい友人で企画して、本人には内緒でゲストを招待しサプライズパーティーをすることもあります。

 

旅行に出かける

早寿のお祝いとして旅行に出かけるのも素敵な思い出になります。ゆったりとくつろげる温泉旅行、スポーツ観戦やコンサートなどを目的とした旅行、家族や夫婦の思い出の場所への旅行など、本人の趣味や希望に合った旅先選びが大切。

子どもや両親も含めた家族旅行にしたり、夫婦水入らずの旅行にしたりと、旅行のスタイルも家族の状況や予算に合わせて無理のない計画を立てましょう。

 

プレゼントを贈る

早寿のお祝いではプレゼントを用意するのもおすすめです。50歳を迎える方の趣味や好みに合わせて、実際に使ってもらえるアイテムを選ぶのがおすすめです。

プレゼントの予算相場は、お祝いする人とされる人の関係性によって異なります。友達なら5,000円~1万円程度、兄弟姉妹なら1~3万円程度、配偶者や両親からは3~5万円程度が目安です。

早寿のテーマカラーである青を取りいれたアイテム、日常的に使いやすい実用的なアイテム、本人が普段から愛用しているブランドの小物や衣服など、本人の好みに合った贈る品を選びましょう。

 

お祝いの仕方は本人の意向を大切に

さて、かつては四十賀や五十賀として40歳や50歳から長寿祝いが行われていましたが、現代の感覚では「50歳はまだまだ若い」という意識が強いでしょう。

50歳を迎える方の中には年齢を気にする方も少なからずおり、「長寿祝い」として家族や友達を集めてお祝いすることを嫌がる方もいると思います。早寿のお祝いを計画する時には、必ず本人の意向を確認することが大切です。

とはいえ、50歳の誕生日は人生の大きな節目であり、おめでたい日であることには変わりありません。還暦や古希と同じような長寿祝いとしてではなく、シンプルに「50歳のお誕生日」としてお祝いすれば良いでしょう。

 

早寿にもらって嬉しいプレゼントは?

早寿にもらって嬉しいプレゼント

早寿を迎える方へのプレゼントには、どのようなものが選ばれているのでしょうか?男女別に喜ばれやすいアイテムを紹介します。

 

男性に喜ばれるプレゼント

50歳を迎える男性におすすめなのが、品質の高い実用的なアイテムです。50歳は、職場でも重要な立場についていることの多い働き盛りの年代。

上質のビジネスバッグ、名刺入れ、高級ペン、ネクタイなどは、実用的な上にビジネスマンとしての風格も高めてくれるのでおすすめです。

また、ゴルフクラブ、ジョギングシューズ、釣り道具など趣味に合わせたアイテムも喜ばれやすいでしょう。お酒が好きな男性には、高級な洋酒や日本酒、産地にこだわったワインやクラフトビールなどをプレゼントするのもおすすめです。

お酒と一緒に趣味の良い酒器やタンブラーなどを贈ると、お酒を飲み終わった後もずっと使えて記念として残ります。

 

女性に喜ばれるプレゼント

50歳を迎える女性へのプレゼント選びでは、相手の趣味や好みを熟知することが大切です。

プレゼントとして多く選ばれているのは、花束やプリザーブドフラワーなどのフラワーギフト、バス用品やマッサージグッズなどのリラックス系ギフト、スキンケアグッズや香水、お財布やバッグなどのレザーグッズ、スカーフや手袋などのファッション小物などです。

相手の好みやライフスタイルを考慮し、普段自分のためにはなかなか買えない少し贅沢なアイテムを選ぶと喜ばれるでしょう。夫から妻へのプレゼントには、ジュエリーもおすすめです。

 

早寿のプレゼントにはパールジュエリーがおすすめ

早寿のプレゼントにはパールジュエリーがおすすめ

ジュエリーは女性がもらって嬉しいプレゼントのナンバー1。早寿のプレゼントとしてジュエリーを選ぶ場合は、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広く使える真珠のジュエリーがおすすめです。

ここからは、早寿のプレゼントに最適なパールジュエリーをご紹介します。

 

1〜12月誕生石×無調色真珠ペンダントネックレス

こちらは直径8mmの無調色アコヤ真珠に1~12月の誕生石をあしらったペンダントです。

アコヤ真珠は普段使いしやすい小ぶりなサイズと、真円に近い整った形、卓越した光沢が魅力。上生石は古来より、身につける人を災いから守り幸せを呼び寄せると信じられてきました。

また、真珠は母貝に守られて成長することから、母性や女性性を象徴する「女性のお守り」という意味を持つ宝石でもあります。

50歳前後は多くの女性が更年期障害を体験する年代で、日常的に体調の不具合や不安感を感じる方も少なくありません。

早寿を迎える女性を守る存在として、ご本人の誕生石とアコヤ真珠品を合わせたジュエリーを贈ってみてはいかがでしょうか?

▶︎1〜12月誕生石 × 無調色真珠 ペンダントネックレス

 

サファイアxアコヤ真珠のペンダント

早寿のテーマカラーである青の宝石と言えば、サファイアです。サファイアの石言葉は「誠実」「一途な愛」「真実」「徳望」「成功」など、多くのポジティブな言葉が含まれています。

サファイアは永遠の愛を誓う結婚指輪や婚約指輪に用いられることもある宝石でもあり、夫から妻へ「変わらぬ愛情」を示すジュエリーとして早寿祝いに贈るのに最適です。

▶︎エメラルド × 無調色アコヤ真珠 8.0mm ラウンド ペンダントネックレス

 

ウルトラブルーアコヤ真珠ペンダント

早寿のテーマカラーである青にちなんだパールジュエリーとしておすすめなのが、ブルーアコヤのペンダントです。ブルーアコヤとは、ブルー系の干渉色が強く表れた無調色アコヤ真珠のこと。

アコヤ真珠の養殖過程で偶然の条件が揃ったときにのみ生まれる希少な真珠で、流通量も限られており、多くが一点物のジュエリーです。透き通る海の色を思わせるような神秘的な色合いのアコヤブルーは、一生の宝物になること間違いなしです。

▶︎無調色ブルーアコヤ真珠ペンダント特集

 

【星影】ウルトラスカイブルー アコヤパール ダイヤモンド プラチナ ペンダントトップ

美しいウルトラスカイブルーの無調色アコヤ真珠に、ダイヤモンドをセットしたプラチナのペンダントトップを合わせた優美なデザインのペンダントです。

ダイヤモンドのクールな輝きが涼し気な色合いのアコヤ真珠を引き立て、シンプルながらも特別感のあるペンダントに仕上げています。

ビジネスシーンはもちろん、結婚記念日や誕生日のお出かけや同窓会など、普段よりもおしゃれに装いたい日にも自信を持って身に付けられるペンダントです。

▶︎【星影】ウルトラスカイブルー アコヤパール 8mm ダイヤモンド プラチナ ペンダントトップ

 

50歳という大きな節目にふさわしいお祝いを!

50歳を迎える方をお祝いする早寿について解説しました。

50歳の誕生日は、海外でも特別なお祝いとして盛大に祝われるもの。還暦や古希のように長寿祝いとして大々的に祝わずとも、大切な人の人生の大きな節目のお誕生日として心からお祝いしたいものですよね。

早寿を迎える女性に素敵なジュエリーを贈りたいという方は、上品で長く愛用できる上質なパールジュエリーをご検討ください。

神戸を拠点とする真珠専門店ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)では、アコヤ真珠、白蝶真珠、黒蝶真珠、ゴールデンパールなどさまざまな種類のパールジュエリーを取り揃えています。

サファイアを合わせたパールジュエリーや、透き通った海のような美しい青みを帯びたブルーアコヤなど、早寿のテーマカラーである「青」にちなんだパールジュエリーもご用意しています。早寿のプレゼント選びに迷っている方は、ぜひご相談ください。

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